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私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

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2006年9月16日(土)石巻雲雀地区

2006年09月17日 | 石巻雲雀野
■2006/9/16(土)10:30-1230【天気】曇り
【場所】石巻雲雀地区埋立地
【種名】ハジロカイツブリ冬羽1,ウミウ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,シマアジ♂1,ホシハジロ♂エクリプス,スズガモ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ若鳥1・成鳥♀1,チョウゲンボウ1,コチドリ1,シロチドリ2,メダイチドリ8,ムナグロ8,トウネン205+,オジロトウネン幼羽2,オオソリハシシギ1,コアオアシシギ幼羽2,アオアシシギ幼羽1,キアシシギ幼羽1,ソリハシシギ幼羽1,アカエリヒレアシシギ成鳥冬羽移行個体・幼鳥第1回冬羽移行個体,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ハクセキレイ,ハシボソガラス(12科29種)
【備考】2週間ぶりに石巻に行った。チョウゲンボウがホバリングして獲物を探していた。車を停めると,Yさんの車があったので池の方を見ると何人かで観察中だった。アカエリヒレアシシギとオジロトウネンを教えてもらった。それから一緒に干潟を回ったが,多少陽が射してきたのでオジロトウネンとアカエリヒレアシシギの写真を撮るために自分だけ戻ることにした。アカエリヒレアシシギ2羽は,岸をあっちこっちくるくる回りながら,採餌していた。一羽は成鳥冬羽移行個体でもう一方の幼羽とは,羽のパターンが全く違う。成鳥の方は,肩羽根の軸斑が目立つが,幼鳥にはない。羽色も全然違う。オジロトウネンが近くにいたので観察したが,上から見るのと,正面,横から見るのとではだいぶ違うシギに見える。飛んだときには一見腰が白いように見えるが,よく見ると尾羽の両側の腰に近い方がより白い。足は黄色。上面は灰黒色で,いる場所で完全な保護色になる。正面から頭部から胸部まで見る限りはトウネンの似たようなパターンの個体とあまり変わらない感じがする。鳴き声は一度聞けばすぐわかる鳴き声で,先々週も姿は見ていないがチリリーという独特の鳴き声がしたのでオジロトウネンがいたのは確実だ。もう一度干潟に戻って,島のトウネンと干潟で採餌しているトウネンの群れを見ていると,ハヤブサ成鳥がシギチを追い払って干潟に降りた。そのうち,堤防に上がったと思ったら,若鳥がやってきてまるで親子でお話をしている感じだった。獲物が堤防に上にあったかもしれない。若鳥が堤防を飛び立つと,しきりに親鳥が子どもに話しかけるように鳴いていた。シギチはあまりいなかったが,なかなか楽しい一日だった。どういうわけかいつの間にか望遠レンズのスタビライザーがオフになっていて,ファインダを覗くと何だか今日はやけに画面が揺れるなと思っていたらそういうことだったようだ。
【写真】
  
■幼鳥と成鳥のアカエリヒレアシシギ冬羽移行個体。
  
■幼鳥と成鳥のアカエリヒレアシシギ冬羽移行個体/トウネン幼羽の群れ
  
■ハヤブサ若鳥と成鳥♀
  
■ハヤブサ若鳥と成鳥♀/スズガモ,ホシハジロ,ハジロカイツブリの群れ
  
■オジロトウネン幼羽とコアオアシシギ幼羽


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