私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10/1でアトリやマヒワ、イワヒバリを探しに蔵王に行ったが、彗星教えてもらって見たが、鳥はだめだった。また、行かねば。

2006年9月24日(日)蕪栗沼・白鳥地区

2006年09月24日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2006/9/24(日)14:30-15:30【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼・白鳥地区
【種名】カイツブリ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,ムラサキサギ1,マガン87,オオヒシクイ4,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,シマアジ,ハシビロガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チュウヒ,チョウゲンボウ,キジ,オオバン,ツルシギ18,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ウグイス,セッカ,シジュウカラ,ホオジロ,ホオアカ,アオジ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科41種)
【備考】石巻から実家に行き,最後に蕪栗沼に到着。北側駐車場から沼へ歩いていった。さっそくいつもここにいる痩せたぼさぼさのホオアカに会い,ムラサキサギを見て,沼に出た。マガンは前日9/23午後に初雁23羽見たが,今日は蕪栗沼で休息していた87羽を見た。これからどんどん増えるだろう。オオヒシクイも北方から沼へ飛んでくるのを真上で見た。ノスリも蕪栗沼で今年初認だ。チュウヒの方がもっと前からいたようだ。今日のメインはミサゴの狩りだった。何度も失敗を繰り返していたが,最後にけっこう大きな魚を掴んだ。いろんなところで水面に飛び込むのを見たことがあるが,今回は特に回数が多かったのでよく観察できた。水面近くになると足を前に出し,翼の角度を小さくして魚を掴む体勢を整え,ダイビングするわけだ。これが普通のカツオドリ類やペリカン類,カワセミ類だったら,嘴から突っ込んで魚を挟むところだが,ワシタカは足で掴むわけで(当たり前だが),陸上でも水中でも同じなわけだ。それにしても写真にもあるようにすごい迫力だ。他のワシタカ同様ミサゴの正面顔も怖い。それが爪を出して突っ込んでくるのだから魚眼レンズの恐怖はいかばかりだろう,と同情するのであった。帰りに道路脇の堤(用水池)にカイツブリの成鳥冬羽になりかけの個体がいた。助手席側だったので,車を脇に寄せて,エンジンをかけたまますぐさま右手一本で撮影した。かなり力がいった。1枚だけかろうじてぶれてなかったが,かなり無理な体勢で撮影したので(カイツブリはすぐ潜る),あとで腕が痛くなった。
【写真】
  
■まだいるムラサキサギ/マガンとツルシギの群れ/カイツブリ
  
■風景に合うミサゴと水中突入前の瞬間,足がぐっと前に出ている。


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2006年9月24日(日)石巻雲雀地区

2006年09月24日 | 石巻雲雀地区
■2006/9/24(日)8:40-10:50【天気】晴れ
【場所】石巻雲雀地区埋立地
【種名】カイツブリ,ウミウ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,シマアジ♀1,ハシビロガモ,スズガモ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ若鳥,メダイチドリ幼羽12,ダイゼン幼羽2,トウネン幼羽210+,ミユビシギ幼羽9,キアシシギ幼羽6,ソリハシシギ幼羽3,アカエリヒレアシシギ成鳥冬羽1・幼羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ハクセキレイ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(12科25種)
【備考】最初に北側の埋め立て池に行ったが,カモ類の他にシギチは見あたらなかった。そこで防波堤沿いに歩いて南側の埋立地を見ていった。2つめの島にトウネンの群れがいたので,しばらく座って観察することにした。最初,トウネン,ミユビシギ,メダイチドリの群れが休息していたが,そのうち一斉に動き出し,餌を取り始めた。目の前の水辺にも群れがやってきて,採餌したり,水浴びをしたりしている。メダイチドリがいかにも幼羽という感じでとても可愛い。頭が丸く大きい上に目が大きいので,よけい可愛い。しばし,撮影を楽しんでいるとまたしてもハヤブサ若鳥の登場だ。シギチは一斉に飛びたち,上空から反転しては低空で飛び,それを繰り返して最後に海の方へ行ってしまった。残ったのは,岩陰に隠れていたトウネン1羽とキアシシギ,ミユビシギくらい。キアシシギはハヤブサに襲われても,たいてい飛ぶより,岩陰に隠れる方が多いようだ。しばらくはこのままで変化は見られないと思われたので,北側の池をもう1回見て帰ることにした。池では,トウネンが3羽とアカエリ2羽がいたくらいで,あとは,シマアジなどカモ類だけだった。その後午後は,蕪栗沼に行ったが,竜飛帰りのYさんのお話を聞けたのはよかった。
【写真】
  
  
  
■アカエリヒレアシシギ成鳥冬羽移行個体。幼羽1羽と共にこの場所に約半月以上いたようだ。十分に餌を採り皮下脂肪を蓄え,念入りに羽繕いをしている。次の渡りに備えて。
  
■キアシシギ幼羽。繁殖地からここまで飛んでくる間には,危険な目に何度もあって,生きるための経験値もずいぶん上がったことだろう。何となく大人びて見える。
  
■前方の餌を探す時の首の伸び具合を比較してみた。
  
■メダイチドリ幼羽。フィールドではオオメダイもメダイも幼羽では足や嘴の長さとかはよく見ないとわからないが,小・中雨覆のパターンが全く異なるので識別は比較的容易だ。識別参考写真はこちらで(蒲生海岸2005.8.25撮影)
  
■メダイチドリ幼羽とトウネン幼羽
  
■トウネンとメダイチドリの群れ/トウネンは羽衣にかなり個体差がある。
  
■ミサゴとトビ/ハヤブサ若鳥/オナガガモ・シマアジ・コガモ・ハシビロガモ


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