■2006/9/3(日)11:00-14:00【天気】晴れ シギチ252+ 【レンズ】EOS30D+EF100-400mmF4-5.6 プログラムAE
【場所】石巻雲雀地区埋立地
【種名】カイツブリ,ウミウ,カルガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ミサゴ1,トビ,コチドリ2,シロチドリ14+,メダイチドリ30+,ヒメハマシギ幼羽1,トウネン夏羽1幼羽180+,ヒバリシギ成鳥1・幼羽5,オバシギ幼羽3,キリアイ幼羽2,キアシシギ8+,ソリハシシギ6,アカエリヒレアシシギ幼羽から冬羽移行個体1,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(13科25種)
【備考】
白鳥地区でムラサキサギを見た後,石巻に向かった。地元の私より栃木支部の方々が先着で,すでにシギチをみておられた。
西側の堤防沿いにシギチがいたので,そちらに行ってもっと近くでみましょうと提案し,工事現場の横を通ってみんなで行った。トウネン,ヒバリシギ,オバシギがいた。その後支部の方々は北側の池に行くというので,自分はしばらくここでトウネンやヒバリシギの撮影をして,それから干潟を一周することにした。実は朝から水難の相が出ていて,自宅を出る時カメラとレンズを水で濡らしてしまった。さらに埋立地の堤防では,落ちないようにいつもより意識して歩いたが,潮が噴き出るところがあって,カメラとレンズを塩水に濡らしてしまった。
昨年は堤防沿いの砕石を積んだ小島風の場所(以下島)にムナグロやダイゼンがいたので,やや期待して行ってみたところ,堤防のすぐ下でトウネンが採餌しており,その群れが飛んで目の前の島にやってきた。比較的近いが,そこへは行けないので,シギチも安心らしい。堤防に腰掛けてスコープで一羽一羽見ていった。実際はスコープを使うような距離ではないのだが,肉眼では相手が小さいのと砕石と保護色になっているので,よく見えない。そうこうしているうちに,嘴が下に曲がったシギチを発見。キリアイで2羽いた。すぐ近くをすたすた歩いていくトウネン風シギがいたのでよく見ると,嘴が曲がっている。まるでミニハマシギだ。ということはヒメハマシギしかないと思いつつ,特に感動することもなく,証拠写真にそのシギを撮り続けた。場所の違い,動作の違い,また光の加減で別個体のように見えた。自宅に帰ってから,メールのアドバイスもあり,2羽同時に確認していないので,同一個体ヒメハマシギ幼羽1羽とした。
それから歩いて東側堤防まで行き,一周しようとしたが疲れてやめて,戻る途中またいろいろ見ながら,ヒメハマシギの島にやってきた。相変わらず周りのトウネンやキリアイが砕石の間で寝ているのに,その間をあっちこっち歩いているのがヒメハマシギだ。おもしろかったのはトウネンの一羽が嘴を砕石の上にのっけて眠っているのがいた。人間だったら,あごを何かの上に載せてだらっと寝ている感じだ。最初見たヒバリシギがいたポイントで,ヒバリシギを撮影し,最後に北側の沼に行ったら,アカエリヒレアシシギがいた。白基調で黒が混じるというエレガントさだ。
ということで,当初は鳥の海まで行くつもりだったが,もう時間がなかったので仕事で職場に戻ることにした。氏原巨雄氏にはヒメハマシギの個体識別にあたり,いつものように懇切丁寧,かつ詳細なアドバイスをいただいた。紙面をお借りして御礼を申し上げたい。
【写真】

■キリアイ幼羽/ヒメハマシギ幼羽

■ヒメハマシギ幼羽だが,見る角度や光線の具合で全く印象がことなり,違う個体のように見える/トウネン,ヒメハマシギ,キリアイ。大きさはトウネン<ヒメハマシギ<キリアイの順。キリアイは大きいが(成鳥夏羽は小さい印象),ちょっと見るとトウネンとヒメハマシギはほとんど同じ大きさに見えることもある。

■トウネン,キアシシギ,ソリハシシギ/ヒメハマシギを探す

■ヒバリシギ幼羽/オバシギ幼羽だが,後ろのピンぼけシギが気になる/ヒバリシギ幼羽

■ヒバリシギ幼羽/アカエリヒレアシシギ

■ヒバリシギ夏羽。明らかに幼羽と違って,夏羽後期の特徴が出ている。/在りし日のトウネン島と震災前の建物
Copyright(C)2017 Shigenobu Aizawa All Rights reserved. ※ヒメハマシギ成鳥夏羽観察にあたって,フィールドノートの更新をしました。
【場所】石巻雲雀地区埋立地
【種名】カイツブリ,ウミウ,カルガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ミサゴ1,トビ,コチドリ2,シロチドリ14+,メダイチドリ30+,ヒメハマシギ幼羽1,トウネン夏羽1幼羽180+,ヒバリシギ成鳥1・幼羽5,オバシギ幼羽3,キリアイ幼羽2,キアシシギ8+,ソリハシシギ6,アカエリヒレアシシギ幼羽から冬羽移行個体1,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(13科25種)
【備考】
白鳥地区でムラサキサギを見た後,石巻に向かった。地元の私より栃木支部の方々が先着で,すでにシギチをみておられた。
西側の堤防沿いにシギチがいたので,そちらに行ってもっと近くでみましょうと提案し,工事現場の横を通ってみんなで行った。トウネン,ヒバリシギ,オバシギがいた。その後支部の方々は北側の池に行くというので,自分はしばらくここでトウネンやヒバリシギの撮影をして,それから干潟を一周することにした。実は朝から水難の相が出ていて,自宅を出る時カメラとレンズを水で濡らしてしまった。さらに埋立地の堤防では,落ちないようにいつもより意識して歩いたが,潮が噴き出るところがあって,カメラとレンズを塩水に濡らしてしまった。
昨年は堤防沿いの砕石を積んだ小島風の場所(以下島)にムナグロやダイゼンがいたので,やや期待して行ってみたところ,堤防のすぐ下でトウネンが採餌しており,その群れが飛んで目の前の島にやってきた。比較的近いが,そこへは行けないので,シギチも安心らしい。堤防に腰掛けてスコープで一羽一羽見ていった。実際はスコープを使うような距離ではないのだが,肉眼では相手が小さいのと砕石と保護色になっているので,よく見えない。そうこうしているうちに,嘴が下に曲がったシギチを発見。キリアイで2羽いた。すぐ近くをすたすた歩いていくトウネン風シギがいたのでよく見ると,嘴が曲がっている。まるでミニハマシギだ。ということはヒメハマシギしかないと思いつつ,特に感動することもなく,証拠写真にそのシギを撮り続けた。場所の違い,動作の違い,また光の加減で別個体のように見えた。自宅に帰ってから,メールのアドバイスもあり,2羽同時に確認していないので,同一個体ヒメハマシギ幼羽1羽とした。
それから歩いて東側堤防まで行き,一周しようとしたが疲れてやめて,戻る途中またいろいろ見ながら,ヒメハマシギの島にやってきた。相変わらず周りのトウネンやキリアイが砕石の間で寝ているのに,その間をあっちこっち歩いているのがヒメハマシギだ。おもしろかったのはトウネンの一羽が嘴を砕石の上にのっけて眠っているのがいた。人間だったら,あごを何かの上に載せてだらっと寝ている感じだ。最初見たヒバリシギがいたポイントで,ヒバリシギを撮影し,最後に北側の沼に行ったら,アカエリヒレアシシギがいた。白基調で黒が混じるというエレガントさだ。
ということで,当初は鳥の海まで行くつもりだったが,もう時間がなかったので仕事で職場に戻ることにした。氏原巨雄氏にはヒメハマシギの個体識別にあたり,いつものように懇切丁寧,かつ詳細なアドバイスをいただいた。紙面をお借りして御礼を申し上げたい。
【写真】



■キリアイ幼羽/ヒメハマシギ幼羽



■ヒメハマシギ幼羽だが,見る角度や光線の具合で全く印象がことなり,違う個体のように見える/トウネン,ヒメハマシギ,キリアイ。大きさはトウネン<ヒメハマシギ<キリアイの順。キリアイは大きいが(成鳥夏羽は小さい印象),ちょっと見るとトウネンとヒメハマシギはほとんど同じ大きさに見えることもある。



■トウネン,キアシシギ,ソリハシシギ/ヒメハマシギを探す



■ヒバリシギ幼羽/オバシギ幼羽だが,後ろのピンぼけシギが気になる/ヒバリシギ幼羽



■ヒバリシギ幼羽/アカエリヒレアシシギ



■ヒバリシギ夏羽。明らかに幼羽と違って,夏羽後期の特徴が出ている。/在りし日のトウネン島と震災前の建物
Copyright(C)2017 Shigenobu Aizawa All Rights reserved. ※ヒメハマシギ成鳥夏羽観察にあたって,フィールドノートの更新をしました。