脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

脳のリフレッシュ教室交流会in小布施町

2009年03月10日 | 認知症予防教室

小布施町で「脳のリフレッシュ教室交流会」が実施されたのは2月19日でした。遅くなりましたが報告しましょう。
8地区の発表でした。どの教室にも工夫のあとが感じられたこと、みなさんが楽しそうに参加されたことが、一番の収穫でした。
こうして交流会を継続していく中で、いい意味での模倣やよりよいもの(他教室よりも)をとがんばる姿勢がでてくるものですね。

林・中扇地区
去年は仮装で軽快な曲に合わせて行進でした。今年はひと工夫プラスして、思い思いの服装をした楽しい大家族の紹介という構成です。
花嫁花婿にご注目、車いすの赤ちゃんかっわい~いけどしっかり者でした ね。P10000802 P10000812

東部地区
おそろいの青いハッピで登場。舞台下のコーチは一生懸命の指導でしたがちょっと合わない踊りがご愛敬。おかげで会場が大いに沸きましたね。
ハッピを脱ぎ捨てて服装が一転したのは効果的でした。P10000782 P10000772

都住地区
福笑いに挑戦。特筆すべきは福笑いの部品はすべて皆さんの手作り!
もともとボランティアさんの協力がある地区なので、整形外科で手術を受けたばかりの方もサポートを受けて登場。その姿勢が大切です。P10000732P10000752

北部地区
最初のグーチョキパー体操は会場全体を巻き込んで盛り上がりました。呼びかけたリーダーも素敵、呼びかけに応じたみなさんも素晴らしい。
踊り「希望の歌」は新曲によく取り組まれました。合わないのはご愛嬌。P10000722 P10000701

山王島地区
まずは「ふるさと」合唱でオープニング。続いて紅白ボンボンの体操。指揮は久保田さん(88歳)「間違ってたらウンと笑って下さい」さすがにいいことを言われます。「嫁の口がかかると困る」ため、お面をつけての熱演で、顔が見えずちょっと残念。P10000635P10000662_2

飯田地区
毎年ですが保健福祉員さんがハラハラと見守ってくださる姿が印象的です。直江兼続(上杉謙信)ブームに乗ってタイムリーな「霧の川中島」熱唱。紙兜と剣を用意して行進。のぼり旗にも「交通安全」の文字という工夫を凝らして。P10000622 P10000042

大島地区
高齢者が多い地区ですが、保健福祉員さんたちの協力体制が整っています。ゆっくり歌う、肩・腰・膝の痛い人のための配慮もなされています。お花といえばチューリップ。でも各人かく様なところがすばらしいですね。P10000191 P10000612_2

東町・上町地区
「きよしのズンドコ節」はよく踊られるものですが、この地区は若い人が多いだけに、ひとひねり。円形になって踊りに変化を持たせるのはとても大変なことです。野原で練習されたそうですが、舞台がちょっと狭すぎたかな?P10000592 P10000602

上松川地区
始まったばかりの地区です。お若い、男性の会長さんがユーモアたっぷりにグイグイ引っ張っていらっしゃるのがよくわかりました。楽器演奏でしたが鍋蓋、ボール、スプーン、手作りマラカスの他、アフリカの楽器もありましたね。P10000582 P10000562

楽しいひと時を共に過ごしたような気持ちになれましたか?
日本中で、声を出して笑うこともない。誰にも会わないので、笑うどころか話しすらしていない。そんなお年寄りがいるのです。P1000052「ボケ予防教室」が、どうしても必要です。

そして「自分の脳の健康は自分で守る」ということを理解して、教室を自主活動にして継続してもらうことが、二段階方式に基づいたボケ予防活動をしている私たちの目標であると思います。