脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

小布施町脳のリフレッシュ教室交流会Ⅱ

2010年03月08日 | 認知症予防教室

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きれいどころの登場には会場が一瞬どよめきました。「この花笠や衣装は公民館にあったものを有効利用したのだ」と、公民館の方から後で耳打ちされました。
そういう発想と実行に移せる力が、みなさんの脳の元気さを物語っています。
よい先生に恵まれているので、毎年どんどん踊りが上手になって、それは驚きですが、やっぱり間違える方もいらっしゃいます。
その人が「頑張ったんですが今年も間違えました」とニコニコと楽しそうにしているところが北部地区の一番の魅力です。

東部地区2010_0226_135700p1000027_2 2010_0226_135900p1000028

あいさつやハモニカ伴奏は高齢者、サポートはボランティアさん。
花帽子に紙テープのイアリング。
こういうところからも教室の和気あいあいさが伝わってきます。きっと楽しく制作されたのでしょうね。
「こんな時に着なくっちゃ」と派手目な羽織が素敵な「東部カンカン娘」。手話で「ふるさと」にも挑戦しました。
副町長さんが、「かわいい・・・」とつぶやいていっらっしゃいましたよ。

東町上町2010_0226_140500p1000029

柝の音にのって登場。
裃姿で「とぅざ~い、とぅざ~い」と口上が始まるのですから、皆さんびっくり。
二代目団十郎の早口芸。
原稿を見ながらでもスムーズなマイクの受け渡しやマイクを口元に寄せて語るなどができたことは、前頭葉の注意分配能力が発揮されたおかげ「です。
早口になったら会場からは、感嘆の声が上がりました。セリフの内容よりは、右脳的に音楽のように「音」をキャッチしたんでしょうね。家紋が一つずつ違っていました!
聞き惚れていて、写真を撮り忘れていました・・・私の注意分配能力低下・・・

第3コミュニティー2010_0226_141800p1000030 2010_0226_142100p1000031

今年からスタート。
ギターのアンプを調整するところから始まりましたので、会場の期待は高まりますよね。調整が済んで「1小節だけ手伝って」と言われた会場の皆さんはどんどん歌ってしまって・・・こんなときにも、私は「皆さんの生き方が変わった?!」と感動しました。
独唱を組み込んだのはよかったですね。会場からは「キティちゃんのひざかけもかわいいじゃない」という声があがり、工夫の甲斐がありましたね。

上松川地区2010_0226_143400p1000035 2010_0226_143300p1000034

2年目ですが、「イベント好きな上松川地区」との紹介があり活動的に教室を楽しんでいるようですね。
リーダーさんの夢に出てきた企画ということで、鉄道唱歌に乗せたお元気体操には会場も一つになって盛り上がりました。
「体も心もリフレッシュ。散歩しながら帰ろうね」と腰を曲げながらの登場、腰を伸ばして退場と、ここにも演出が隠されていました。

山王島地区2010_0226_143900p1000037 2010_0226_143700p1000036

「若いもんには負けない」が合言葉の山王島地区は、一番最初に教室を始めたところです。とにかく続けていっているところが立派。(これからも続けるのですよ!脳の健康に気をつけるのは、誰?→自分。何時まで?→死ぬまでが合言葉ですから)
お面は去年も用意されていましたが今年の方が、ずーっと可愛い。このように去年の踏襲ではなくちょっとでも工夫を入れ込むことが大切なのです。
出し物はハモニカ伴奏つきの「証城寺の狸ばやし」。歌詞をこんなに立派に書くということで積極的に参加することもできるのですね。

飯田地区2010_0226_144700p1000042 2010_0226_144400p1000040 2010_0226_144800p1000043 2010_0226_144800p1000044

諏訪大社の御柱祭と連動したこのような郷土文化があったとは!
会場の皆さんの驚きも伝わってきました。ここに着眼「されたのはどなただったのでしょうか?準備も練習も大変だったことでしょう。
でも、皆さんの脳は確実に若々しくなったと思いますがどうでしょうか
後の席に陣取った飯田地区保健福祉員さんとボランティアさんが、
「用意してるのに!」とか「前向いて!」とか声かけしているのがほほえましく笑ってしまいました。餅投げもあって、舞台と会場が一つになりました。
これは、どこか他の場所で発表するのもいいかもわかりませんね。

大島地区2010_0226_145700p1000048_2

前のブログに書きましたが、持てるもので楽しく工夫するということが大原則です。
無理をしたら続きません。
ただその中で、ちょっと努力をすることが大切なのです。
合唱はそれだけでも右脳を活性化します。その時にこのように動きをつけると効果は倍増。できれば皆さんで意見を出し合って工夫を重ねていけばもっと効果的なのですよ。
来年は、もう少しおしゃれをしてみますか!ウーマンパワーの大島地区ですから。

林・中扇地区2010_0226_150700p1000049 2010_0226_151100p1000051

「ななくさの会」と名前もついています。19年度初登場の時は仮装行列で会場の度肝を抜いたんでしたね。
今年もユニーク。生野菜片手に、口上を述べたり謎かけしたり。この発想力は間違いなく若々しい脳から生まれるのです。
もちろん、その発想に乗れる地区の皆さんの脳も若々しいことになります。
「もと新妻会メンバー。見目形が崩れても気持ちが元気ならいい」と気勢をあげての登場でしたが、「脳が元気なら」と翻訳しながら聞きました。

2010_0226_142700p1000032_2 楽しいひと時でした。
来年も楽しみなのは、私だけではなく教室生の皆さん、支えてくださっている方々、そして間違いなく健康福祉センター千年樹のスタッフのみなさん(一回目から涙をこぼしていましたが、今年みたいに楽しめていても、やっぱり涙目になっていましたね)のはずです。
この写真を見てください。
ノリノリの村さん。村さんの脳活性化も図られていますね!