脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

8月の右脳訓練ー大山祇神社にお参りする

2018年08月11日 | 私の右脳ライフ

ふるさと北九州で開催される、戸畑高校天籟同窓会総会出席のため、帰省しました。
旅程を立てていた時に「大山祇神社」の文字が飛び込んできました。

全国の山神社や三島神社約一万社の総本山がしまなみ海道の大三島にあること、福山から国道2号線経由で1時間もかからないことがわかりました。
学生時代から数えると何十回も山陽道を往来したのに、一度も寄り道をしようと思ったこともなかったのです。綿密に計画を立てることも大切ですが、ひょんなノリで旅をアレンジするのもまた楽しいものですよ。総鎮守というのは、なんだか優しそうでもあり、頼り甲斐もありそうです。



翌朝お参りに。
清々しいお宮でした。総門が新しく整えられていましたが、この門もまた長い時間を重ねていくうちにごく自然に神域の一部になっていくのだろうと感じました。

大山祇大神をここにお祭りした乎知命お手植えと言われる樹齢2600年の楠がご神木として注連縄を張られて大切にされていました。参道というより広い前庭と言ったほうが適切なようなひろばに圧倒的な存在感を漂わせていました。

山の神さまということと関係があるのか、巨木が境内のあちらこちらにあります。楠の枝を目で追っていくと、とんでもないところまで、縦にというよりもむしろ横に枝を伸ばしています。その縦横無尽さには、大きな力を感じます。

案内板には、日本最古3000年の文字が。

生樹の御門(いききのごもん)。強力なパワースポットとガイドブックに書いてありました。何しろ巨木ですから、全体像を写すのも大変ですが、一応挑戦。

巨木の幹の下部が二つに割れて「通行、可!」になっているのです。様子がうまく伝わるといいのですが…

途中はこんな感じです。樹木の中というよりも「悠久の時」が作り上げた自然そのものの中にいるような気持ちになりました。まるで岩山の祠のようでした。

通り抜けて振り返って見ました。

圧倒的な巨木群を見るだけでも大山祇神社にお詣りしたかいはありました。ここの地域は長い時間どんなに大切に敬われてきたことでしょう。その思いを継続させたのは神様なのか、自然そのものなのか、人智を超えたものに対する畏怖なのか。

神門からお詣りします。門をくぐると正面に拝殿が。

拝殿の飾りない力強さには心惹かれました。

手前には回廊が巡らされています。

回廊には参拝した方々の写真が掲げられていました。政財界の人たちのほか、昔は軍人、今は海上自衛隊や海上保安庁の方々が目立ちます。大山祇大神は瀬戸内水軍の守り神として崇められた神様でもあるのです。
日本にある国宝、重文指定を受けた武具のうち8割がここにあるとか。刀剣も何振りも国宝がありました。頼朝、義経奉納の甲冑も国宝指定を受けていました!何しろ「国宝館」があるのです。東郷平八郎書

撮影禁止ですから、入り口の手前から撮って見ました。甲冑が20体以上も展示されていました。

ポスターで雰囲気を感じてください。頼朝、義経奉納の甲冑は国宝でした。この頼朝奉納の甲冑は紫綾威(むらさきあやおどし)鎧(大袖付)と言われます。ちなみに義経奉納の甲冑は赤糸威(あかいとおどし)鎧(大袖付)といわれ小花があしらわれたどこか可憐さを感じるものでした。

先に生きた人たちは、敬虔な気持ちを持って、自然を大切にしたのでしょう。神様という名前を使おうと使わなかろうと、畏怖の気持ちを大切にして生きることを忘れないようにしたいと大三島大山祇神社のお参りは感じさせてくれました。


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