脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

師走の散歩ークリスマス発見

2022年12月16日 | 前頭葉の働き
散歩をする時の心境はいろいろです。黙々と歩くということは、まずない。
だいたい、何か見つけたいと思っているようです。一番心惹かれるのは植物ですね。花にも葉にも芽にも、そうだ!樹形や樹皮にも目がいきます。今日12/16の紅葉。

私が住んでいるところは伊豆高原の海側、城ヶ崎海岸なので、景色に驚かされることも多いです。
小さな子供に会うことはほとんどないので、もし出会ったらちょっと興奮するでしょうし、子供より遥かに遭遇チャンスが多いペットたちにも和まされます。
ここ数日は「クリスマスを見つけよう」というテーマを持って散歩しました。
すぐに発見。ハシビロコウが赤いキャップをかぶっていました。

いつも通っているのに初めて目が止まりました。もしかしたら草を刈ってくれたのかもしれません。一重のバラが色鮮やかに文字通り花を添えていました。
カフェでお茶をしました。もちろん店内はクリスマスムードです。

パンもクリスマスバージョンでした。

今年はまだ伺っていませんが、車で5分ほどのところのお宅です。お家の皆さんが楽しみながら飾り付けをされて、見学の方の驚きの声もまた喜びの種にされているのではないでしょうか?
いいですね。

もちろん夜の方がみごとです。
認知症予防のために散歩をすることは、簡単で有効なことです。
よく「歩いて脳を刺激する」と言われますが、歩くためには「脳からの命令」が必須ですから、順番は逆で、歩いている時には脳は目覚めて活動をしているのです。
前の記事で、毎日夕暮れの時に河原で歌を歌った方を紹介しましたが、子供好きな人のために保育園を通る道を考えたり、海が好きなら見晴らせるところを組み込むとか、楽しめる場所の工夫もいります。
同じ時間に同じところを歩くと、顔見知りになって声を掛け合う人ができたりもします。

夏や冬なら、美術館、資料館、博物館、ギャラリーやショッピングモールやスーパーもありますね。つまり屋内ということです。映画館もいいのですが、興味が湧かないと寝てしまうところが要注意。
春や秋の季節がいい時だったら、いつもと全然違うところに行ってみることもいいと思います。
花の盛りはタイミングを合わせないといけないので、その分注意が必要で、脳のためには良い条件です。

前頭葉機能が正常ならは、上記の計画は全部自分で立てられます。
小ボケ(前頭葉機能だけが不合格レベルまで低下している)になったところで、自分だけではなかなか…
散歩一つ考えても「体の健康」も大切ですが「脳の健康」は豊かな老後にはどうしても必要だということがわかっていただけるでしょうか?



















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