翌日は仮設住宅の見学です。
携帯ではその規模を写し取るのはとても無理なほど広いスペースに、さまざまなタイプの仮設住宅がありました。その集合仮設住宅が何か所も、何か所もあるのです。
仮設住宅は当初「2年間だけ住む住宅」というように聞きましたが、すぐにに3年、いや4年といわれるようになり、もしかしたら仮設住宅から出ることができない高齢者のことだって考えなくてはいけないのでは・・・ということすら耳にするようになりました。
仮設住宅には、集会所は必ず設置される決まりができたそうで、どこにでもあり、また管理する人も市が用意していると聞きました。ただし、集会所の運営はさまざまなようです。
この集会所は社会福祉協議会がお世話をしていました。またボランティアさんの協力体制も整っているそうでした。また市からも担当職員さんが派遣され、健康相談に応じているているという、恵まれた条件で仮設住宅の皆さんに開かれています。
この日は、救急隊員の方を迎えてのAED講習会が行われていました。
集会所はきれいに整えられ、冷房も効いていて、飲料水も用意されていても、ひっそりしているところもありました。
たまたま今日のこの時だけ使われていないのならいいのですが、もちろんそういうこともあるとは思いますが、
「認知症予防教室のように、右脳主体の楽しい体験の場であってくれたらベストだけど、そこまでは求めない。
でも、集会所に行けば、いつも人が集まって談笑しているような状態が必要なのよね」と、U田保健師さんに話しました。
かわいい風車が飾られている集会所を見つけました。
風車の写真を撮るつもりで、車を止めて降りたら、玄関に靴がたくさん!
その靴に惹かれて、集会所の中に入っていきました。
寺内第一仮設住宅集会所コミニティセンター和みサロン「真こころ」 いい感じ!!!
三々五々お年寄りが集まっておしゃべりに花が咲いているという自然さがあります。
届けられた手芸用品の支援物資のうち「家でやりたいものがあれば持って行ってね」と係の方が声掛けをしていました。
「はい。お茶を飲んだりお話したり。自由に過ごしていただいてます。ここにいらっしゃる方たちは、みなさん、元気で生き生きしていますよ」説明してくださったのは、
「やっぺ南相馬」の松野美紀子さん。
(お邪魔しました。ありがとうございました)
他の集会所と、雰囲気が違いますからいろいろ尋ねてみました。
「利用時間を半日と考えると、一か月で500人はいらっしゃいます」
「ぶしつけですが、お茶やおやつ代として一か月どのくらいかかりますか?」
この答にはびっくりしましたよ!
なんと20,000円。
NPO法人Side by Side Internationalから人件費などの援助を受けてるそうですが、これだけの高齢者が楽しみに集うことから、対費用効果としては素晴らしいですね。
どうすれば、このような集会所が増やせるのか、費用の分担も含めてみんなで検討していく必要があると思います。