脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

7月の右脳訓練③-七月大歌舞伎

2024年07月27日 | 私の右脳ライフ
歌舞伎を見に行くということになると、鑑賞したい演目が先にあるものでしょう。高校の後輩T田T子さんは、ちゃんとファンの歌舞伎俳優がいて、北九州在住ですから博多座、小倉城での特別公演、もちろん上京して東京公演も楽しむという歌舞伎通の王道を行ってます。いわゆる追っかけ(笑)
北九州と東京で歌舞伎鑑賞
私は違います。
だいたい歯科検診の空き時間に、歌舞伎や文楽を楽しんでいました。歌舞伎は一幕見から始めましたが、数年前からは歯科の予約が決まった時点で公演情報をネット検索するようになりました。
直近の歯科検診は7月22日9時30分。歌舞伎座だと團十郎七月大歌舞伎。新橋演舞場は七夕喜劇。
喜劇より歌舞伎を楽しむとすれば、歌舞伎座の前日11時開演一択しかない。

まあ、だいたいこんな調子で観劇プランは出来上がるのです。
そんないい加減なスケジュールでも、喜んで乗ってくれる友人に恵まれているのがラッキーですよね!
「ちょっと早く行って、歌舞伎が始まる前につれて行きたいところがあるの」と早めの待ち合わせをして歌舞伎座ツアー開始。
これが晴海通りに面している、普通の歌舞伎座の顔。

視点を変えると、歌舞伎座は高層ビルの一部なのです。

晴海通りから見える歌舞伎座の屋根の奥に屋上庭園があることを知っている人は少ないようですが、カフェも併設してあって結構穴場です。
実は新しい歌舞伎座になった時には、歌舞伎座探検もやってみました。



早すぎてカフェはまだ開店前でした。前回行った時の店内からの景色。

この写真から庭園の場所がわかりますか?庭園の階から歌舞伎座の屋根がこういうふうに見えます。

さて肝心の團十郎の7月歌舞伎。圧巻の早替わり迫力の宙乗り「星合世十三團」

緞帳のデザイン、大観の富士は見事でした。

事前情報で、團十郎の早替わりと十三役が見どころと承知していました。
最初は早替わりを承知していてもその素早さに、思わず声が出てしまいます。見る方は勝手なもので、早替わりが続くと「もう少しゆっくり筋を楽しみたくない?」と囁いてしまいました。
でも、色鮮やかな舞台装置やその転換。宙乗り、立ち回りのような伝統的な見せ場以外にも新しい取り組みが随所に見られて、最終的には「すごいね!ラスベガスのスペクタルショーみたい」
「それなのに、戦いで亡くなった人への弔いの気持ちが迫ってくるよね」と二人とも大満足。
團十郎のファンではなくとも、これだけの舞台を一人でこなしていく体力、精神力には脱帽でした。プロデュースもしたでしょうからその力量も評価してあげたいと思いました。
前回鑑賞した寺島しのぶ主演の「文七元結物語」はしんみりと心情を伝える舞台でした。それもよし。
感想としては「歌舞伎は奥深いけど、楽しい」と言ったところでしょうか。

by 高槻絹子


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