脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

とりまとめて右脳訓練の報告ー展覧会

2019年03月14日 | 私の右脳ライフ

今年になっていろいろな展覧会に行きました。ランダムに。
根津美術館。館蔵の酒呑童子絵巻でしたが、色鮮やかで物語もよくわかり、期待以上に楽しいものでした。

まだまだ寒いころでしたから、庭園には花もなく、代わりにそこここに稲村ボッチが。「植木屋さんの遊び心ですよ」と教えてくださる方がいました。

戸畑高校の大先輩、宗雪さんの写真展「第13回TOM+Mの会写真展」へ。
Tは元キヤノン販売㈱社長・武本秀治さん。Oは元㈱ニコン社長・小野茂夫さん。そしてM宗雪さんは富士フィルムの社長を務められました。どなたも日本カメラ財団の役員をなさっています。+Mは森山真弓さんで財団の理事長とか。魅力的な三紳士でしょう!(強くお願いして掲載させていただきました)

宗雪さんは今回は金沢、猊鼻渓に取材旅行をなさったそうです。
武本さんは花火をテーマに撮り続けていらっしゃるそうです。ファンタジックな作品が並びました。何かの加工をしていらっしゃるかと思うほどの色彩とタイミングでした。

小野さんの作品は建物に特化されていました。それも不思議な建物群。

宗雪さんが「もう13回もやったし、そろそろ終了かの声もある」といわれました。宗雪さんが今も余人が代わりえないお仕事をなさっているように、ほかのお二人もきっとお忙しくなさっていると思うのです。
これだけのレベルの写真を発表なさるのは、大変でもあるでしょうが、達成感はまた得難いレベルかと思います。もったいない!
脳がイキイキしている方々は、納得のいく生活をなさっています。その生活をできるだけお続けくださるようにお願いします。(おやめにならざるを得ない時には、他のものをお決めになってからおやめください)
かくしゃくヒント13-一つ捨てて一つ持つ

前から関心があったのに、一度も行ったことがなかった菊池寛美 智美術館。友人の感動メールが届いたことがきっかけでとうとう行くことになりました。川瀬忍青磁展。繊細でなお可愛さも持っているように感じました。
建物も、レストランもすてきでしたが、地下一階の展示場へ降りていく螺旋階段が不思議な空間を演出しているようでした。これも川瀬作品。

たのしい展覧会といえば奇想の系譜展。
展覧会を目的に上京することもありますが、すきま時間を使ってということが多いのです。今回は小布施町の仕事がありましたから、ネット検索が始まります。上野駅を11:30発の新幹線に乗れば十分間に合います。9:30から開かれる美術展は少ないのですが東京都美術館奇想の系譜展は9:30開場。(東博や科学博物館は開館時刻が早いです)

事前にコインロッカーの場所を確認し、新幹線乗り場への下見もすませ、都美術館へ。美術館前の時計にご注目。10分並んで入場という手はずを整えてます。

2時間は欲しいところですが、1時間45分で一応満足(笑)
内容は充実して、一言でいえば楽しい展覧会でした。8人の画家たちがそれぞれに個性的で奔放で工夫や機知にあふれて、まったく古さを感じません。
連動して開催されている新北斎展。

小布施にもご縁がありますのでぜひ行きたかったのですが、こちらは六本木ですから、時間的にとても無理と思っていました。
3月になって上京の用事ができました!もちろん行きましたとも。肉筆画は小布施にたくさんあります。絶筆といわれる富士越龍図も小布施北斎館から出品されていました。
撮影不可です。唯一の撮影スポット。50センチくらいの作品に出来上がる細かいパーツまで北斎は作っていたのですね。それを拡大したものです。

膨大な作品でした。各時代ごとに展示されていましたから画風の変遷がよくわかりました。そして浮世絵や北斎漫画は画業のほんの一部ということがよく納得できました。あふれるような才能ですね。ちょっと疲れたかなあ。
美術館は六本木森ビル53階にあります。眺望のいいこと。建設中の国立競技場。

新国立美術館をこの角度から見るのもすてきですね。

西伊豆松崎町で開催された、小さなでも斬新な展覧会にも行ってきました。地区の女性を中心にして作り上げた、松崎に伝わる昔話をベースにして現在にまで展開された絵巻物の展示会です。保存された商家伊豆文邸を会場にしています。

コラージュの技法でした。地区の方たちの聞き取り作業から始まったことがよくわかりました。

庭にも作品。私の住んでいる伊豆高原でも「編み物で参加しましょう」の呼びかけがありました。糸。紡ぐ。つながる。松崎町が昔生糸の生産地だったことも踏まえているのでしょうね。

なまこ壁に映えています。自由な色彩感覚のボンボン。

よく右脳訓練に励んだものです…





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