小布施町脳のリフレッシュ教室交流会に伺いました。もう13回目でしょうか。
真ん中の黒いセーター姿の女性は冨田房江さんです。冨田さんが小布施町の現役保健師さんだった時に、「本当のボケ予防活動をしたい」という熱意から始まったこの試みも、15年にはなるでしょう。「本当のボケ予防活動」ということは「脳の機能が正常でその人らしく暮らしている方を、そのままでボケとは無縁の生活を続けてもらうための活動」という意味です。その教室の名前を「脳のリフレッシュ教室」と名付けたのも冨田さんでした。
退職後、かなり経って冨田さんの地区でも「脳のリフレッシュ教室」が立ち上がりました。「お世話役というよりも皆さんと一緒に楽しく過ごしています。私のためですね」と伺ったことがあります。
たしかに楽しそう。もちろん皆勤賞でした。
今年の賞品はなんと花の咲いてない苗!賞状の文言と合わせてあるそうです。担当している皆さんの前頭葉もピカピカしているのじゃないですか?
いつものように市村町長から皆勤賞授与。今年は60名近くの方が皆勤賞だったとか。多すぎますから各地区から代表の方が受けられました。確認していないのですが、多分事前の打ち合わせはなくて突然の指名のようでした。それに応じることができるみなさんなのですね。
去年は、全地区の教室発表はなしという形で実施した(それでも発表した教室もありましたね)のですが、今年は手をあげたところが発表しました。
このように、「例年通り」と決めつけないところも大切なことです。来年はゲームで決まった半数の教室が発表、再来年はその残り半分が発表するのですって。発表があるとないとではやはり普段の盛り上がりが違うのでしょうね。
伊勢町。例年のように高野さん引っ張ってくださってますね。
ハーモニカ演奏も。男女共演というのが素敵です。
もう一枚ご紹介します。ごくごく自然に足元の弱った仲間に手を貸しています。これからの社会は、近隣の仲間で手を出し合って、支えあうということは不可欠になると思います、体も心も。正確に言うならば脳の健康は一人で守り切ることはとても難しいものです。皆勤賞にあるように「交友」は不可欠ですよ。
このようなシーンはそこここで見受けられました。
ななくさの会の退場時のシーンです。動画から静止画をとりましたからうまく撮れてないのですが、それでも組んでいるH間さんの腕にたっぷりの愛情を感じました。
こういう仲間がいると、こんな笑顔を見せてくれます。M松さんありがとうございます。病気のせいで歩きにくさはありますが、これからもお仲間と楽しく過ごしてください。
今年のななくさの会は炭坑節でした。ニューフェイスの参加もあったんですってね。
上松川地区ポテトの会は前日10周年記念でお茶会を楽しみました。さあ出し物は?と期待して待っていました。
殿様、町娘だけでも脈絡のない仲間なのですが、それに青鬼、近代的な美女二人!でも登場の途端、会場はおおきく盛り上がり、上松川五人組は変身が「癖」になったのではないでしょうか。手話付きで故郷を歌ってくださいました。
この衣装は、地域包括支援センターに常備しているのですって!
お面や特別な衣装は、自分を解放することができるので、利用するのはいいことかもしれません。
私たちの活動が始まったころ、長野県飯田市では教室のテーマに「人形劇」を取り入れました。飯田市が「リンゴと人形劇の町」だったからですが、脚本担当の方も演じた方も、「本心をぶつけることができてスッキリした!」といわれました。
横町全員のシーンです。ハモニカ演奏ができる方が多いですね。舞台下のギター伴奏にもご注目ください。まさに「情けは人の為ならず」ご自分の楽しみが皆さんを喜ばせ、また自分の目標にもつながる姿が見えますね。
会場には、右脳刺激のための様々なゲームが展示されていました。
手作りの作品が多いことにご注目。
交流会最後には、スタッフによる舞台上での使い方のパフォーマンスもありました。
とにかく、楽しそうです。皆さんの脳も活性化されたの違いありません!左奥の写真は原センター長。なんと倒される「的」なのですよ。笑って応じてくださってましたね。
会場の入り口にすてきなレザーモザイク作品が。数えてみると12。毎年その年の干支の作品を作ったのですね。
それを作者の萩原さんが寄付してくださったんです。「狭い家に飾るより、皆さんが喜んでくださるならそちらの方がいいですよね?」そうですとも、おっしゃる通り!
北部地区の活動は特徴的。こういう作品作り、遠足、それに替え歌!北沢さんに前回お会いした時に「楽しみにしています」とお伝えしたら、ちゃんと届けておいてくださいました。
お会いした時に「花言葉の唄?」と尋ねたら、歌ってくださいました。「知らないかもと楽譜を付けておいたよ」
欄外の「教養、教育、共感」というのはもう何年か前に、小布施の講演会で「世の中では教養、教育が流行ってるみたいですが、小布施では共感まで高めましょう。一緒に感動することは前頭葉なくしてはできませんから」とお話ししたことなんですが、ちゃんと生かしてくださいました。
作者の北沢さん。ありがとうございました。
北部地区の田中さんもお元気で参加ありがとうございます。他にも懐かしいいお顔が幾人も。
左端の男性は山王島の岩井さん。今年5月小布施町のかんてんぱぱのギャラリーで個展ですって。
「岩井さん、おめでとうございます」の記事をブログにあげたのは、2009年5月20日でしたから10年目なのですね。感無量です。ご盛会を祈ります!