脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

4月の右脳訓練ー西伊豆めぐり

2015年04月17日 | 私の右脳ライフ

4月はほんとによく右脳活性化に励んでいます。

身延から帰って、翌日には友人宅で花見パーティ。大島さくらが小雨模様の中、妖艶に出迎えてくれました。
参加者40人近く…個人のお宅でこれほどの規模は伊豆に来てから初めてでした。
たまたま、私の夫の誕生日と重なっていたので、そのお祝いも!
参加している友人が、夫の大好物のモンブランの特製バースディケーキを用意してくださって
「お誕生日おめでとう!」

続けて、2年に一度の太極拳の合宿がありました。
西伊豆堂ヶ島。こちらの岸と向こうの島がつながるトンボロ現象に遭遇しました。


離れてみると上の写真のようですが、このくらい幅が広いのです。

そして足元は、岩が濡れてるし、海藻もべったりついてるし歩きにくいことこの上もありません。
直前まで「海」だったのですから致し方ないのですが。

島(今は島ではありませんけれども)の向こう側に行くと、何やら人の影が。

ひじき採り。水面から顔を出した岩をひじきがびっしり覆っていました。
「採る」というより「刈る」。無造作にガッガガッと鎌でかりとっていました。

アップしてみました。

ちょっとつまんで食べてみたら、当たり前ですが生っぽいひじきの味。
ただし、ひじきを初めて食べるときに生だったら、食べられなくはないくらいの違和感でした。

太極拳をやって、わかったことがあります。
子供の時からその脳を使っていないと、脳の機能は発揮されません。
開発されていない脳の機能は、働かないまま。
私は、運動音痴で、という以前に運動を全然しなかったため、脳の運動領域が変。うまく動いてくれないのです。
如何に太極拳を学ぶことが難しかったか。
先生や先輩方の動きを見ても、全く脳に入っていきません。まねられなくては先に進めません。
先輩が、「イメージトレーニングするといいよ」と教えてくれたのですが、イメージしようと思っても脳の中の「私の身体」が動きません。
「体」をイメージするのと「動き」をイメージするのは違うこともわかりました。
皆さん、なかなか理解してくれないのですが、右脳で言えば絶対音感がない人は音を聞いても何の音だかわかりませんよね。
楽器がこなせる人はこなせるし、こなせない人はこなせない。
音楽はもちろんですが、自転車や一輪車、スキーや水泳、ボール投げ、なんでもこどものときに身につけると楽だということは世の中の常識です。

西伊豆最福寺の八重しだれ桜


左脳に比べて、右脳がらみのことや運動領域が係ることは、臨界期(脳力が開発される期間)が閉じていくのが早いのです。
英語がわかる人はわかるし、わからない人はわからない。
もう少し詳しくいうと、右脳が担当する聞き取ったり、しゃべったりすることは難しいですが、左脳が担当する文法の勉強なら時間はかかっても私たちだって可能です。

池坊花逍遥100選。静岡県からは5か所。後から全部見てみました!


それでも太極拳を始めて4年たちました。
「石の上にも3年」なのですから、入門くらいまでには到達したかも。
「意欲的に取り組んだ」とまでは言えませんが、あれだけできないのにもかかわらず「意欲」を継続して持ち続けられたものと自讃しています。

最福寺の八重しだれ桜は、駿河湾越しの富士との競演で有名。

「意欲」は前頭葉の多くの機能の中でも、基本的、そして重要な働きです。考えてみれは、長い人生を自分らしく生きぬいていくには「意欲」が一番大切なものだと思います。
「意欲」も年齢とともに変化していくものということは認めますが、認知症の始まりは「物忘れ」ではなく「意欲の低下」ということは繰り返しお話ししていますよね。
年齢相応の「意欲」を持ち続けることができるためには、幼児期からの教育という観点を忘れてはいけないと思うこのごろです。


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