脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

前頭葉を駆使して、「楽しみ」にする

2015年01月07日 | 私の右脳ライフ

新年早々、何十年ぶりかの歯痛!あまりにも久しぶりの体験で「これは歯痛かしら」とそっと噛んでみて、「アッ痛」という珍しい確認作業を繰り返して、1月5日受診。

私の歯医者さんは東京駅近くですから、わざわざ上京しなくてはいけません。
でも、それも楽しみといえば楽しみ。
言い直しましょう。楽しみにすれば楽しみ。楽しみにすればいいのです!

前頭葉の出番です(^ ^)我が家の近所には映画館がありませんから、映画を見ることにしました。東京でないと見られないと言うことで、独自の映画を上映する岩波ホールにはよく行きます。さあ、ネット検索。「幸せのありか」が上映中です。

重い脳性麻痺という障害を持つ青年の物語(実話に基づいてます)。たちあがることもできず、発語もないために知的障害者と思われていた青年の物語。
映画はその青年の独白で進みます。
独白。そうなのです、実は青年は感じ、悩み、喜んだり悲しんだりしながら成長していったのです。

アウトプットはできないのですが、インプットには問題がない。
言語の理解力、記憶、感性。状況の判断、工夫などの前頭葉の機能までこの青年には備わっていたのです!

最終的には、シンボルを使ってコミュニケーションをとることができるようになるのですけれど、脳機能という視点から見ると、よりよく理解できると思います。障害を持つ子供達に対しても、できるところ、できないところを脳機能という物差しを当てて理解してほしいと思います。

さて2回目の受診は4日後。ちなみに治療は終了しました。

見たい映画も、行ってみたい美術展もありましたが、ちょっと年の離れた1人暮らしの友人(84歳)のところへお弁当を持って表敬訪問。私が一番好きなことは友人と触れ合うことだと改めて思います。

メールの交換もしていますが、やはり会ってお話しすることは効果的。体調不良が続いていたためか、少しお元気でない様子が感じられましたが、失礼する頃には表情豊かで何歳か若返られたようでしたよ。

そろそろ帰らなくてはいけません。ちょっと悩んだのですが、やはり寄り道をすることにしました。

フェイスブックで見た情報です。
劇場版アニメ「psycho-passサイコパス」上映を記念して「新宿駅地下鉄通路でデジタルサイネージの新しい試みがある」「その広告画面に、見ている人の心理状態を点数化して表示する」おもしろそうでしょ?

簡単に言うと映画の状況をそのまま作り上げるという試みです。

残念でした。入場規制です。「立ち止まらないでください」の声がかかりますから写真もうまく撮れませんでした。そういう訳で私は体験できませんでしたが、なんだか面白かった。
人が通るとちゃんと得点が出るのですが、一定の点数以上だと・・・映画ならば、怖いことになるらしいです。

新しい事物に触れることは楽しいことですね。上京してよかったです!



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