脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

5月の右脳訓練―いま、ふたたびの奈良へ。

2012年05月13日 | 私の右脳ライフ

JR東海の奈良キャンペーンに惹かれて、2月には東大寺戒壇堂・新薬師寺・唐招提寺へ行ってきました。

最新のバージョンは金峯山寺篇(金剛蔵王大権現)です。
特別ご開帳が6/7までということでちょっと無理かとあきらめていましたが、急に友人夫妻と一緒の旅が決まりました。

2012_0508_162700p1000028当然新東名を使いました!
新静岡SAのおしゃれな洗面所を見てください。

SAはどこも満車か混雑で、私のような好奇心の前頭葉が全開の人(ミーハーともいいます)の多さにちょっとあきれてしまいました。

スケジュールは、伊豆高原から沼津ー森町(新東名)ー磐田ー豊田(東名)-伊勢湾岸ー東名阪ー名阪で奈良入り。
室生寺ー長谷寺ー談山神社ー吉野(泊)

吉野ー飛鳥ー興福寺ー東大寺戒壇堂ー平群(泊)

薬師寺ー唐招提寺ー法隆寺ー中宮寺ー磐田経由で帰宅。往復走行距離は1000キロを超えました。

「修学旅行で一度は行ったことのある奈良に、団塊の世代の人たちの目を今一度向けたい」という意図があるという「いま、ふたたびの奈良へ。」というキャッチコピーの奥深さを、4人が4人とも実感した旅でした。       2012_0511_125100p1000070修学旅行記念写真(法隆寺)

それぞれ、中学や高校の修学旅行や、大人になって奈良の旅をしたことがあったりでしたが、そのどの時とも違った感慨を持つことができたのです。やはり何十年という人生を生き続けてきた後に、分かったり感じられたりするものがあるのですね。

「感じる」のは右脳の働きですが、右脳がキャッチしたその情報をどのように料理するかは前頭葉にかかっています。前頭葉は、種々の経験を繰り返してはそれを自己評価しながら「自分の色」を作っていきますから、「生き続けた」ことで初めて実感できることがたくさんあります。

修復なった談山神社
2012_0509_135800p1000046金剛蔵王大権現をはじめ多くの仏さま、素晴らしい建物、そこに漂う言葉にならない雰囲気・・・いまの私だからこそキャッチできたものが、この奈良の旅にはありました。
同行者との会話も感動を深めたように思います。

ふっと、そこに私がいたというシーンが自覚されたり、若々しい友の声が聞こえたり。
「ふたたびの奈良」は、「過去」と向き合うことが前提の旅ですから、他の旅とは違った感慨を味あわせてくれました。

小雨の室生寺、時の鐘とホラ貝が青い山々に広がってゆくBGMのプレゼントがあった長谷寺。シャクナゲもボタンもまだ十分に楽しむことができました。
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そもそも「金剛蔵王大権現」を目指した旅だったのです。
その迫力に圧倒されました。としか書けないもどかしさ・・・
「素晴らしい。吉野に来てよかったね」と言い合いました。
吉野は、7世紀後半の役の行者から、現在につながる修験道の場。まさに百日回峰や千日回峰の道のスタート地点なのです。
西行、後醍醐天皇の南朝時代、秀吉の花見など多くの歴史が息づいてます。

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飛鳥がまたよかったのです。暖かく穏やかな日でした。飛鳥歴史公園で高松塚古墳の有名な図を見せてもらいました。
我が国最古の大仏である止利仏師作飛鳥大仏とは、大学生の時以来の再会。石舞台は周辺が整備されていて見間違えるほどでした。
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奈良市内は修学旅行生でラッシュ状態でした!「立ち止まらないでください」で見学していきましたが、でも何かはきっと心の中に留まってくれるでしょう。

2012_0511_141700p1000072法隆寺夢殿、救世観音の御開帳にもめぐり合いました。

中宮寺の半跏菩薩像も近くからじっくり拝見できました。
JR東海の奈良キャンペーンでは、中宮寺のコピーは「美しいひとが奈良にいる。」でしたがまさにその通り。
左の写真は中宮寺から夢殿を望んだところです。

金剛蔵王大権現と対比をなす仏さまで奈良の旅が終わりました。

今回の奈良の旅でどのくらい歩いたか。
「ふたたびの奈良」へ行くのは足腰が丈夫なうちがいいですよ(笑)

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