新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

すまん、わしが悪かった

2009-02-19 20:42:29 | 本と雑誌

現時点で私は、「選択」「ナショナルジオグラフィック[日本版]」「本の雑誌」と、3種類の雑誌を定期購読しています。
この中で最も最近に定期購読を始めたのが「本の雑誌」です。
ですが、一方で、一番長い付き合いなのもまた「本の雑誌」


 


「本の雑誌」は、7年前までの十数年間にわたって、毎月欠かさず購入して愛読していました。
ところが、欠かさず購入していた末期に、当時、勤務先に出入りしていた書店から毎月購入していたことが災いし、某団体に出向するタイミングで「本の雑誌」との縁が途絶えてしまったのですよ。
一旦、縁が途絶えると、近所に本屋があるし、かつて読んだ本の関連の書籍ならばamazonが「おすすめの商品」で教えてくれるしで、「本の雑誌」は読まなければ読まないで困らないことから、「本の雑誌」を購入することはまったくなくなってしまいました。

が、しかし、です。溺愛と言っても良いほどお気に入りだった銀座の近藤書店本店(個人的に「衝動買いの近藤書店」と呼んでいました)が閉店し、かつての出向先の近所にあった書原・霞ヶ関店に行くこともなくなってしまうと、自宅近くの書店にしても、勤務先近くの最大級書店にしても、品揃え自体は問題がなくてもなんとも面白くない。amazonの「おすすめの商品」も、あくまでも過去の購入実績が基本になっていて、「こんな本があったのか!」的な「意外性」が皆無に近く、欲求不満がたまるばかりでした


 


014 そんな時、たまたま見たWeb版「本の雑誌」(http://www.webdokusho.com/)で見つけたのが定期購読の案内です。
よ~し、「本の雑誌」の購読を再開してみるか、と定期購読を申し込みました。
そして、去年の12月号から我が家に「本の雑誌」が届くようになりました。
おぉ、変わってないなぁ、とにやにや、です。


が、購読再開後2冊目となる1月号に、そんな私に冷や水を浴びせるような記述が…。

013

購読を再開した直後に、「存亡の危機」のお知らせなんて…。~んです。


とりあえず、

人件費を始め、さらなる歳出削減を進めた上で、いましばらく這いつくばってみようということになったが、

と、当面は存続するみたいだけれど、かなりショックです。
これまた定期購読している「選択」の2月号に、「出版社の大半は生き残れない 文明史的変化の必然」と大仰な記事の中で「本の雑誌」の危機が象徴的なこととして書かれているし…。

1年分の購読料を払い込んでからまだ3号+増刊1号しか入手していない、なんての小さなことで、それよりも、しばしつれなくしていた「本の雑誌」が綱渡り状態だった現実がど~んと私の胸に響いてきます。


私のように、サボる読者が出てきたことが「本の雑誌」を危機に追い込み、私が購読を再開したことが、本の雑誌社に刊行継続を決意させたのかもしれません(前半は大いにありうるけれど、後半はありえないだろ)。
その弁でいえば、同じく毎号買い続けていた「広告批評」が無期限の休刊に追い込まれたのは、私がある時をもって縁を切り、そのままだったから、なのかもしれません(絶対、ありえない)。


 


ということで、私は椎名誠編集長風にあやまるのだ。

すまん、わしが悪かった と。


 


【おまけ】私の「本の雑誌コレクション」です。

015

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