複数のMISIAのファンサイトで、鳥取選出の某国会議員について、
鳥取公演の実現に尽力されていた とか、
議員の公式ブログでライヴの感想を読んでうれしかった とか、
会場で議員を見た とか
議員だけでなく県知事や市長夫妻も来ていた
などと話題になっていました。
MISIAのファンになって、コンサートにでかけて楽しんで、投稿や自分のブログなどでMISIAの素晴らしさを他の人に伝えるのは、それがどのような肩書きの人でも、うれしいことだと思います。
この議員にしても、感想なり思いなりを個人的にブログに書いている分には、「へぇ~、こんな人が…」と、にっこりするだけですけれど、この方のブログを読んだり、MISIAファンの反応やファンサイトの管理人さんたちの対応を見ていると、「ちょいとおかしいぞ」と私は思っています。
「大好きなMISIAのコンサートを地元で開催したい」、「地元の人たちに生のMISIAを楽しんでもらいたい」と、人脈や影響力を駆使して地元の公演を実現されたことは(としたら)、うらやましさを交えつつも、感服します。大したものだと思います。
あ、この議員、地元でシェア80%を誇る地元紙(新聞)の社主の娘婿だそうです。加えて、2人しかいない地元選出の参議院議員の一人。地方では「超」のつく名士ですな。そりゃ、人脈も影響力も凄いことでしょう。
くどくなりますが、そんな地方の名士がMISIAファンで、その輪を広げてくださることはうれしいことです。でも、、、、
かつての上司のことばが私の中に刻まれています。それは、
政治は貸し借り
というもの。よほど高邁な理想と信念の下で活動している政治家は別として、基本的には、政治家は見返りのないことはしない、ということ。
政治家を使って自分に有利な状況をつくろうとすることは、政治家に借りを作ること。その後、自分が政治家に利用されることを覚悟しなければなりません。
今回の鳥取公演で、MISIAサイドがこの参議院議員に借りをつくったのか、貸しをつくったのかよく判りません。ですが、「鳥取の名士」とつながりができた(できてしまった)ことは確かです。
議員のブログで、鳥取公演の打ち上げにも「鳥取の名士」が参加したなんてのを読むと、何やら心穏やかではいられないような・・・
そもそも、国会議員、それも参議院議員が「地元のため」に走り回るってのはどうなんでしょうか(私の感覚では、衆議院議員ならまだ許せる)。「国のため、道のため」に働くのが仕事ではないのでしょうか?
しかもこの議員、来年夏には改選期を迎えるし・・・。
「胡散臭さを感じる」とまで言っては失礼ですが、なんとなく心が騒ぐ私です。
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