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日本企業の判断が遅い。これには理由がある

2024年01月12日 05時30分52秒 | 経営革新・イノベーション

中小企業診断士の竹内幸次です。今日は横浜市の製造業のコンサルティング、東京都新宿区の中小企業のコンサルティングをします。

今日は日本企業の判断が遅い。これには理由があるについてです。

【日本企業の判断が遅い。これには理由がある】作成 中小企業診断士 竹内幸次

先日、タイの財閥サハ・グループのトップが「日本企業の判断は遅く、競争に負ける」と警鐘を鳴らした。とくに自動車産業のEVシフトの遅さを例に挙げ、中国のEV車メーカーのBYD社の車は乗り心地もよく価格も安いと指摘した。

日本企業の判断が遅い。日本企業は従来と同じスピードで判断しているが、デジタル活用や生成AI活用で他国企業の判断が相対的に速まったというのが実態であろう。

もう1つ。デジタルを活用できている高齢者や幹部が日本では少ない。国会でも議長に指名されてからのそのそと歩いて説明し、スマホを使うことが禁止されているというのんびりした時間感覚が残っている。

デジタル機器自体に価値があるのではなく、デジタル機器から入手できる情報に価値がある。もっと言えば、その情報をなるべくスピーディーに活用して未来志向で判断し、方針や対応策を瞬時に情報発信することに価値がある。

何重にも管理項目があり、議題に載せるまでの根回しも必要で、かつ、社内派閥への配慮という化石のような判断基準に問題があることにも気づかない経営層。これでは確かにタイの財閥から「日本は負ける」とコメントされても反論できない。

我々中小企業の強みはスピードだ。素早く情報を知り、俊敏に決め、今から動く。10割でなく6割の確かさで動き出す。動きながら検証して10割にする。

中小企業経営者の皆様、スピードこそ中小企業の強み。再認識しましょう。

スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2024年1月25日に講演「中小企業のためのChatGPT活用セミナー~今話題のChatGPTを企業経営に活かしましょう」をりそな総合研究所ビジネスプラザさいたまで行います。

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