パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

5本の指に入るくらいの勉強

2012-05-14 21:39:01 | ちょっと寄り道=お出掛け日記=
 とある旅行で、かなり痛烈な経験をしました。

その旅行は、とある国へ行く、
とあるツアー会社のものだったのですが、
そこで「とある高級品」を買わされてしまったのです。

その場所は、ツアーコースに組み込まれており、
見学だけのつもりでした。

でも、まさか、
自分が買わされるとは、思いもよりませんでした。


 時間と手間が掛った“美しいソレ”を扱うその店では、
製作実演やその工程についての説明を受け、
その後、2階の大きな部屋へ案内され、
ソレの素晴らしさについて説明を受けました。
次に、
「見るだけX2。ちょっと来て下さい。床の色はこんな感じですか?」
…と言葉巧みに、個室へ誘導され、
同じツアー客とは、隔離されました。
そして、美しいソレを次々に広げて、商談を迫って来ました。

私は、夫を置いて一人で逃げました。
その後を、夫が追いかけて逃げて来ました。

すると、また別の店員に捕まりました。
今度は、添乗員の元へ逃げました。

私は、添乗員の隣に座り、すこしホッっとして話し掛けました。
私:「お店の方は、添乗員さんの所には、近寄って来ないんですね。
   こんな高いものを勧められても困りますよね・・・。
   好みでもないですし。」
添乗員:「でも素敵ですよね。」
私:(相槌)
添乗員:「●●さん(←私)は、どんな柄がお好きなんですか?」
私:「私は、□□の柄とかが好きです」

信頼していた添乗員さんとの他愛も無い会話でした。
しかし、この添乗員さんは、
「すみませ~ん。 
 こちらのお客様は、□□といった柄がお好きとの事ですので、
 持ってきて差し上げて下さい。」
と、現地の店員を呼んだのです。
私は驚いて、
「ちょっと! 止めて下さい!」と言いました、
しかしあっという間に店員がやってきて、
数人の店員に囲まれて、購入を迫られました。

私は、添乗員に売られたのです。


 美しいソレは、
私の大好きな「ハンドメイド」という事もあり、
心魅かれるものでしたが、高価過ぎる為、何度も断りました。

店員は、24万円を、20万円にしてやると言って来ました。
また、額と作家の証明書を付けてやるとも言って来ました。

それでも高い物なので、私は固まってしまいました。
心魅かれても、購入する事までは考えられませんでした。
具体的に言えば、ただただ、眺めていたかっただけでした。

相手は、
・〇〇〇(←国名)の貧しい職人を応援するつもりで。
・〇〇〇と日本の友好の為に。
・世界で認められた、大変価値のあるもの。
・今は丁度セール期間中でチャンス。
・買っていないのはあなただけ。
・我々は頑張ったのだから、あなたも頑張って買うべき。
という内容の事を、次から次へと言って来ました。

買う気の無い私は、値切り交渉をする事も無く、
ここでの滞在のタイムリミットが、早く来る事を願っていました。

しかし、それは待っても待っても、来ませんでした。
もうお解かりでしょう…。
私は、添乗員に嵌められたのです。
添乗員は、自分の利益や評価の為に、品物を購入させたいのであり、
その結論が出るまでは、時間を費やすつもりなのです。


美しいソレを前にして、
店員数人に、寄ってたかって「買え買え」と迫られ、
上手くはぐらかし、時間が来るのを待っていたのに、それは来ず…。

夫は、煮え切らない私を見て、
「買うの? 買わないの?」…と言いだしました。
私はみんなに、買うのか買わないのか と責めたてられ、
とうとう思考回路が停止し、フリーズしてしまいました。

目の前に見える、唯一の確固たる物は、美しいソレだけ…。


 買う気など全くなかったのに、
とうとう、「うん(買う)」と言ってしまいました。
そう言うしか、残されていない状況でした。

この結果、値引き交渉を一切する事無く、
“あちらの言い値”で購入をしてしまいました。

心魅かれる、美しいソレ…でしたが、
欲しくて買った訳では無く、成り行き購入でした。

喜びは有りませんでした。
ただ、解放されてホッとした気持ちは、今でも忘れられません。


 私は、世間知らずの、無知で哀れな田舎者です。
店の人や添乗員は、それを見抜いていました。

夫は、「仕方ない。君は負けたんだよ。」と言いました。
私は、その夜、「〇〇〇(←国名)なんて大嫌い!」と叫びました。
夫は、「楽しい旅行なのに、そんな事言わないで。」
「俺が買った事にすれば良い。」「そうしよう。俺が好きな色だし。」
と、心が痛むほど、懸命になだめて来ました。

ツアー4日目の事でした。



トルコ:セレブツアーじゃ無かったから?

2012-05-14 20:23:25 | ちょっと寄り道=お出掛け日記=
 参加したツアーは、セレブツアーではありませんでしたが、
トルコ直行便でしたし、VIPバスでしたし、
洞窟ホテル&リッツカールトンがそれぞれ2泊付いて、
「そこそこ贅沢なコースだった」…と、今でも思っていますが…


ホテルの部屋に入ったら、まず確認しなければならない事。
・ドアの鍵が掛るか?
・シャワーのお湯が出来るか?
・トイレは流れるか?
・電気は点くか?


トルコ添乗員ブロガーさんによれば、
そういった部屋のトラブルは、そこそこ有る様ですが、
私達に与えられた部屋も、外の階段に通じる窓に、鍵が掛らず、
ホテルの人に修理をして貰いましたが、
中からはOKでも、外からは空く…なんて事があるのは怖かったので、
部屋を変えて貰いました。

同じツアーの方は、電気が点かなかったそうで、
「有り得ないですよね?」…と言っていましたが、
「ウチも初日に…」と話したら、驚いていました。

因みに、このツアーの方々は、お金持ちなのか、
イタリア・スペイン・フランス・韓国・台湾・タイ
…辺りは全員行かれていて、
他にも、ギリシャ・エジプト・スイス など観光された方や、
「残すはアフリカだけ」…という様な方までいらっしゃいました。

確かに、私もこういった経験は初めてです。
過去の旅行は運が良かったのか、きっと恵まれていたんでしょうね。