パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

空港にて

2010-02-09 06:19:38 | ちょっと寄り道=お出掛け日記=
 飛行場で、
Vネックのセーターを、前後反対に着ている人を見かけました。
どうやら同じ飛行機の様です。

家族の方も、幼い子供に気を取られ、全く気がついていません。
搭乗するまで…も、搭乗中…も、背中にVネック…でした。

きっと気付いているのは、私だけでは無いでしょう…。
苦しそうな首元と、背中にV…、
違和感のある井出達なので、ついつい目を奪われるのです。


「教えてあげたいんだけど、タイミングが無いんだ」
「え~! そんな余計な事したら、絶対にダメだよ!
 言われた方の身になってみぃ。
 それに、気を悪くして絡まれたらどうすんの!」
「でもさ、私だったら教えて欲しい。
 憐れみと失笑を受ける時間は、短い方が良いもん。」
「みんながそうとは限らないでしょ?
 自分で気付くのが一番良いし、指摘は失礼だよ!」


  …皆さんだったら、どうされますか?
  (因みにお相手は、とても感じの良いアラフォーパパです)


 私は、到着した空港で、タイミングを見計らい、
周囲に人が居ない事を確認して、そっと指摘をしてしまいました。

男性も御家族も、最初は“怪しい女”が近寄って来て、
“訳の分からない事”を言い出した事に、驚いていましたが、
程なく事情を察知して、恥ずかしそうに笑っていました。


 …と、次の瞬間、
私は旦那サンに、レンタカー屋の書類で、バシッと頭を叩かれました。

「ちょっと! 何やっとんの!」
「あれほど言ったのに!」
「何かあったらどうする気?」
「俺、土下座して謝るの嫌だよ!」
…ありとあらゆる方向から、私は責められました。


 相手や時代背景、はたまた置かれた状況によって、
身の振り方をわきまえる事は、大切だと思います。
でも、この場合、
叩かれたり、ネチネチ説教を受ける様な事をした…とは、
私には、どうしても思えませんでした。

別の視点から言うのであれば、
「叩かれたから」「説教されたから」と、
自分の考えや想いを改められるもの…では無かったのです。


 日ごろの旦那サンは、とても寛大な人物です。
叩かれたり、しつこい説教を受けた事は、
私にとっては、かなり意外でした。
なので、私もさすがに考えてしまいました。
    …そんなに責められる事をしたのだろうか…

でも、
ひるみ、冷静に考えた事によって、答えは出ました。

   「私は悪くない
   「人の道に外れる様な事は、何もしていない


この言葉に、旦那サンは黙ってしまい、
四国旅行の“最初の笑い話”となりました。