創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

玉ネギ ・ 収穫作業

2010年06月15日 | 日記

Photo

    水指



次から次とアイデアが浮かび、どれを優先するか迷いつつ製作を続けている毎日。
散歩コースの梯川、その途中に瓢箪を作っている畑があり、小さいながらも実がぶら下がっていた。
「 瓢箪から駒 」、思わぬところでいい結果が出るがのごとく、その形は様々で、
お茶時の水指を作ってみた。  見る分には「 ふーん、瓢箪か 」で済むが、
いざ形にしようと思うと、どっこいこれが大変。 何気ない形だが作品となると神経を使う。

同じ形は作らない、そう決めていて、何種類かのヒョウタン形の水指を作ってみた。
青磁釉薬を施そうか、それとも鉄釉の一種、金結晶釉薬を施そうかと思案中。
とにかく仕上げを急がなくては。

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   畑、手前から


   無臭ニンニク

   ナス

   玉ネギ

   ジャガイモ


製作を続けている最中だが、実家の畑の野菜収穫も気になり始めてきた。
昨秋、母が植えてくれた無臭ニンニク、どういう訳か上手く育っていない。
指折り数えるくらいしか成長していない。 昨年はかなり収穫できたが今年は全滅に近い。

その傍らではナスが勢いを増してきている。
雨が少なく畑の土は乾燥してカチンカチンの状態。
今年の梅雨、果たして満足するほどの雨量があるか?

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   玉ネギ


収穫時期を迎えた、かなりの量の玉ネギ、これを一個ずつ抜き取らなくてはならない。
作業をする前から少し腰が引ける、とはいえ、昨秋母が一人で植えた玉ネギである。

梅雨入り宣言が出、その前に収穫をしなくてはならない玉ネギ、
硬く締まった土から玉ネギを掘り起こすのは大変。 根がシッカリと土に食い込んで中々取れない。
ぶつくさぼやいても仕方なく、中腰になり勢いをつけて引っこ抜いた。

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   玉ネギの整理


雨が降り出す前にそれ等を整理。 すべての玉ネギの根を切り落とさなくてはならない。
それが終わったら4~5個ずつをヒモで縛っていく。 軒下などでぶら下げて乾燥させるためと、
来年まで保存させるための作業である。

健康を考え、我が家では農薬を使っていない。
母がいつも手入れしてくれるお陰で今年も立派な玉ネギに育ってくれた。

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     ジャガイモ


玉ネギは立派に育ったが、どういう訳かジャガイモは不作。
これも春先に母が一人で植えたジャガイモ、所々隙間が空いて枯れている。
野菜作りで失敗したことの無い母、無臭ニンニクとジャガイモは残念ながら収穫減。

ま、自然相手だからと、母に慰めの言葉をかけた。
それらの野菜は仕方ないとして、他の野菜は順調に育っているから気にせずに、と。

梅雨入り宣言があり、空模様も急激に変化し今にも雨が降り出しそう。
と思っていたら、ポツリポツリと小雨が降り出してきた。
まだ紐で縛っていない玉ネギを急いでかき集め、実家の農機具納屋に運び入れた。
雨も本降りになり、雨音を聴きつつ玉ネギの整理を続行。

その間にも頭の中では次々と作品のアイデアが浮かんできている。
ああ、こんな時頭の中をコピーできる道具があれば便利なのに、
と愚かなことを考えている私。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おもしろい形の作品ですね。 (島田)
2010-06-17 00:42:43
おもしろい形の作品ですね。
釉薬の違いで、いろんな物を連想させる作品になりそうですね。
金色がところどころ入った赤焦茶のイメージを何となくイメージしましたけれども、もしかすると黒地と金も渋いと思いました。
素人ですみません。
しかしいろんな形を作り出すことができるって素晴らしいですね。





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島田 様 (by 堂前)
2010-06-17 14:00:46
島田 様

自然の物は二つと同じ形のものが無く、それぞれが趣ある姿をしています。
その一つでも何がしかの形で表現できればと思っています。
今は土から作り上げた段階、この先、乾燥、素焼き、本焼きの工程です。
どのようになるか、楽しみでもあり不安でもあり、です。
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