創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

日曜ライブ

2009年10月20日 | 日記

百人百様、人それぞれには癖や習慣が異なって面白い。
私の癖は何か、それは両手の掌を組み合わせ、親指をクルクル回すことである。
話していて、ハッと気づくと親指をクルクル。 意識しないで行う指回し、これは癖そのもの。
相手から見ればイライラしているようにも思われるかも。 でも特に苛立っている訳でもなく。
言い訳がましいが、クルクルしながら頭の回転もクルクル回している、と言うほうが正しいかも。


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     憩いの森


   色づく 蔦(つた)


かけはし川同様、憩いの森にも写真を撮る格好の場所があり、その一つがここ。
太くたくましい松の木、その幹にシッカリと絡みついている蔦(つた)、
もう何年も同じ光景を見ているが、この蔦はそれ程にも上には這い上がっていない。

けれど季節ごとに姿を変えて私を楽しませてくれる。
この松の木と蔦、そして背景のモミジ、この場所で足を止めることが習慣になっている。
習慣、と書いてしまったものの、特に大したことではない、私のささやかな習慣である。
秋色が濃くなり始めた蔦、朝夕の冷え込みが強まれば更に鮮やかな紅葉と化するだろう。

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   ロイヤル・パレス・スタヂオ


金澤画廊個展におこし頂いたMさんから、日曜ライブのお誘いを頂いた。
Mさんも出演しシャンソンを歌われる。 午後2時からの開演に間に合うように出かけた。
個展にお越し頂いた方々も沢山居られ、それぞれの方々に個展の御礼を申し上げた。
そうこうしている内に開演。

三人ライブが基本のコンサート、今回は女性二人の出演だった。
一部二部と休憩を挟んで行われた日曜ライブ、日頃の練習の賜物か、
お二人の個性が際立っていたシャンソンであった。
歌はもちろんの事、次の曲に入るまでの数分間、これまた味のあるお話しに感動したり笑ったり。

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   オーナー、鈴木さん


今回都合がつかなくなって出演が出来なくなった方に変わって、
ロイヤル・パレス・スタヂオのオーナー、鈴木美知子さんがその方の歌われる曲をピアノ演奏。
さすが、軽やかなタッチとアレンジで聴衆を魅了してくださった。

イタリア歌曲、そしてシャンソン。 三連符のメロディーラインが美しい馴染みの 「 枯葉 」。
イヴ・モンタンの枯葉は有名であるが、ピアニストの個性が出る枯葉も聴きものである。

枯葉 Autumn Leaves と書くが、
話しはガラっと変わって社会保険事務所から届いた書類、
説明書きに加えて、「 同封のリーフをお読み下さい。」と書いてあった。 うん? リーフ???
リーフって何語?  英語? Leaf=葉のこと?  同封してある物は小冊子だった。
年金についての説明が書かれていたが、何でこんな変な単語だけ使うのだろう。
美しい日本語「 小冊子 」を何故使わないのか、年配者向けの説明に「 リーフ 」は正しいのか。

鈴木さんの奏でる「 枯葉 」が、役所から届いた説明書の「 リーフ 」を連想してしまった。
以前の日記に日本語の美しさを書いたが、単語だけの外国語を使うのはいい加減止めにしてほしい。
昨年まで、リーフなんて単語は聞いたことは無かった。 それが厚労省から突然出てきたのだった。

Photo_7

   窯変紫紅鉢

     径   19cm
     高    7cm




   山ボウシの葉


秋色に染まった憩いの森、種々の木々が植わっていて、それぞれの木々の紅葉が楽しめる。
ひときわ美しい深紅の葉っぱが目に飛び込んできた。 それは 「 山ボウシ 」
あまりにも鮮やかな色合い、誘惑に負けて数枚拝借。

この前の日記に、「 辰砂 」 の事を書いたが、
同種作品で圴窯釉(きんようゆう)の作品がある。 それが写真の菓子鉢=窯変紫紅鉢。
辰砂同様、何べん焼いても同じ色が出ない、とても難しく厄介な焼物である。
残念ながら同じ原料が入らず、二度と作れない作品になってしまった。
この色を何とか出そうとすると、本当に身上(しんしょう)を潰しかねない・・・・・でもうつくしい・・・・・。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロイヤル パレス スタヂオって 素敵なところな... (ドレみっちゃん)
2009-10-23 20:07:31
ロイヤル パレス スタヂオって 素敵なところなんですね。!都会にはシャンソン

をきかせるお店がたくさんあるでしょうけど 金沢の彦三町にもあるなんて 知らな

かったワン。オーナーの鈴木三知子さんは ほんとにピアノを弾くことが好きなん

でしょうね。歌もピアノも 自己表現活動は 生きる精神的糧なんでしょうね。ドレ

みっちゃんもスタヂオへ出かけて うたってみよおっと!
返信する
ドレみっちゃん 様 (by 堂前)
2009-10-23 23:59:03
ドレみっちゃん 様

フッとフランスの香りがする、ロイヤル・パレス・スタヂオ・
ぜひ訪れてみて下さい。 きっとお気に入りのところになると思います。
何回か訪れてみると、きっと歌いたくなります。 
その時は鈴木さんが優しくご指導してくださると思います。
私もロイヤル・パレス・スタジオに行く度、取材で訪れたパリを思い出します。

返信する
はじめまして! (七夕)
2009-10-24 10:58:16
はじめまして!
いつも楽しみに読ませて頂いております。
次はどんな話題が書かれるんでしょう、と思いながらその日を待っています。
今回の日記、話題が豊富で、それぞれがステキに展開して素晴らしいです。
窯変紫紅鉢、とっても神秘的ですね。 添えてある紅葉もうつくしいです。
辰砂の話題も興味深く読ませていただきました。
情熱を込めて創られた辰砂作品もその内私のそばにと思っています。


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七夕 様 (by 堂前)
2009-10-24 21:01:54
七夕 様

いつもお読みいただき、またご支援くださって有難うございます。
時々辰砂の話題を取り上げて書いていますが、
私のこだわりの辰砂の色がありまして、その色を出すのに何やかやと
試行錯誤しています。
私の色、が出ましたら発表させていただきます。
どうぞそのときはぜひ宜しくお願いいたします。
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