起床し、トラちゃんに朝ごはんを与え、いつものように新聞を取り入れてコーヒーの準備。
熱いコーヒーを飲みながら新聞を読んでいると、「 ピンポ~ン 」とチャイム。
朝早くに誰かな、と受話器を取ると、「 おはようございます、河端鉄工です」と。
部屋に入ってもらって話しを聞いた。
昨日私に送られてきた新しい見積もりと修理計画書、
「 それに沿って作業が出来ます、」とのこと。
「 ただ新しい部品を取り寄せなくてはならないので、別途費用が必要です 」。
うん? 友人が調べ上げた事柄について確認したら、修理間違いを認めたはずだが?
友人の知り合いの鉄工所でも確認してもらったら、新品を作ったと言う割には疑問と
言われたが、それについてはどのように説明してくれるのかな?と問えば、
「 確かにそうです、あの当時、修理に当たった工員が、いえ責任は自分にあります 」と。
「 ならば代金うんぬんを言う前に、今後の修理計画を考えるのが先では? 」と私。
友人に説明してもらったことを私なりに話し、すぐに友人に電話をかけ話してもらった。
鉄工所社長と友人の会話を聞いていると、専門用語が飛び交って何がなにやら分からず。
30分の会話が終わって、「 Nさんからの指示がありましたので、そのようにします、」と社長。
言い訳をすればするほどボロが出てきて、修理間違いが次々と新たに発覚。
社長に対し、あくまでも穏やかに、けれど内容は至極厳しく私の意見を述べた。
わずかな間違いなら分からないだろうと仕事を続けてきたかも知れないが、
今回のように次々とそれが発覚していくと、どのような結果になるか分かるはず、
これから先のあなたの鉄工所の未来がおのずと見えてくる、それを心配しているからこそ、
ご自身の言葉に責任を持って修理に当たって欲しい、そう話し、
初めて私の作品を数点、見てもらった。
彼が思い描いていた、青磁、白磁とは異なったようで、百聞は一見にしかず。
「 分かりました、もう一度計画を練ってみます、」と言って帰って行った。
朝から午前10時半頃までの会話。
これで何とか友人の考えてくれた修理内容と、私の思いを叶えてくれそうな気配に。
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ポトフ 鶏肉 カブ 葉っぱすべて ジャガイモ ニンジン |
結局午前中はこれで何も出来ず。
私の仕事は、チョッとの間に何かをする、ということは到底不可能。
実際に作品を作るにしても、頭の中でデザインを考えるにしても切り替えの時間を要する。
いずれにしても土練機の不具合や、確認作業や他の鉄工所でのアドバイスなど、
すべてに掛かりっきりで、とてもロクロに向かう気分ではなかった。
今日の話し合いで、鉄工所も善処してくれそうだし、何となく気持ちも楽になった。
読みかけの新聞を再び広げ、何杯めかのコーヒーを飲みつつ、
昼も近づいてきたことだし、と、調理を始めることにした。
久しぶりに、簡単料理のポトフをつくることにして材料の準備を。
すべて冷蔵庫の中にあるものを使って、さっさと準備完了。
カロリーを少なくする為に、鶏肉の脂をすべて取り除き、
塩コショウ、片栗粉を少量まぶしてソティーに。
いま流行(はやり)の、レンジで野菜が煮えるフニャフニャした鍋を使って野菜を8分くらいチン!
すべてがやわらかくなったところで、鍋に移し変えコンソメを入れてコトコトと煮詰めて完成。
野菜の旨味(うまみ)、鶏肉のやわらかさ、あっさりしたコンソメスープ・・・・・ よし、上出来!
ポトフは夜食べることにして、昼は温かいソバを作って昼食は終了。
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熟成古酒 |
午後も細々した用事などをし、雪が消えつつある堤防の歩きに出かけたり、
そうこうしている内に夕方、あっと言う間に時間が経過してしまった。
今日もいろいろあったなあ、と振り返りつつ、
何とかして土練機(どれんき)が正確に修理されることを願い、
大切に取って置いた、熟成古酒・焼酎を頂いた。
決してアルコールは強くないが、何故か味が分かるから不思議、
この熟成古酒、ほのかで芳醇な香りと程よい甘さが残る、とても良い焼酎。
残りわずかになってしまったが、今晩の焼酎の味は格別にウマイ!!!