「 庭木、すごく伸びたね、森みたいになったね、」
ロクロの修業時代、仕事場には高齢者ばかりで若者は誰もいなく、
加えて一ヶ月の給料は、給料と言えるほど頂けず、ほんの雀の涙。
ロクロをしたり、窯詰めの仕事や焼きあがった「 しろ素地 」を配達したり。
何となく埋もれてしまうように思え、仲間作りをしたくて音楽サークルを探した。
とにかくお金の掛からないサークルを、と見つけたのが「 小松グリーンコーラス 」
小規模のコーラスだったが、似通った若者達の集まりで楽しい時を過ごした。
ロクロ修業を始めてからのコーラスだから、かれこれ40年も経ってしまった。
現在、このコーラスはないが、それでも当時の仲間達とのお付き合いは続いている。
先日、その当時の団員でピアノを教えていられるRさんが、数ヶ月ぶりに訪ねてきた。
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玄関先 |
近況や今の社会情勢など、様々な話題を話し合った。
震災後の東北の方々の事も心配してくださり、私の知りえる限りのことを話した。
話している内に政治の話題になり、二人してカッカとなってしまった。
結局は政治家はいなくて、わが身さえよければの政治屋ばかりの集団と。
被災地では仮設住宅に入られた地元の政治家もいるが、
大物の政治屋は地元にも行かず、影で操ってばかり。
堂々と表舞台に出て、何でもいいから率先して復興に尽力すれば・・・等々。
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乾燥中の皿 |
あっと言う間に時間は過ぎ、これからピアノのレッスンがあるのでと帰り支度。
工房前に干してある皿を見て、「 ヒビが入っているけど?」と。
素焼きする前に点検したら数枚ヒビが入っていたので、とにかく乾燥させ、
カラカラに乾燥し終わったら水に浸して泥状態にして再生する、と話すと、
「 土を無駄にしないんだね 」と。 「 そう、大切な土だから 」と私。
「 それにしても庭木がすごく茂ってしまったね。」と。
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キジが訪れる庭 |
友人が帰った後、改めて庭を眺め、ため息ひとつふたつみっつ・・・。
前回、植木屋さんに庭の手入れをしてもらったのは何年前のことだろう。
もう5年以上も経過してしまった。 その時も4人がかりで4~5日は要した。
友人は「 森みたいだね 」と言ってくれたが、
森というより、雑木林みたいな庭になってしまっている。
もし植木屋さんに来てもらうとすれば、4人がかりで4~5日以上要するだろう。
その内、その内にと延ばし過ぎてしまったか。
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シャコバサボテン |
これほどに伸びきって大きくなった庭木の手入れは、素人の私には手におえない。
やはり植木屋さんにお願いするしか方法がない・・・その内に。
庭木はどうすることも出来ないが、
前庭の狭い畑の管理と、花々の管理だけは怠らずに目を配っている。
株分けした、「 シャコバサボテン。」 花芽を出させる為、日陰に移動させねば。
初めて挑戦した「 シャコバサボテン 」。 雪の時季に花を咲かせてくれたら嬉しい。
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アメリカシロヒトリ |
町内の一斉消毒が、梅雨入りから梅雨明けまで2回行われたが、
残念ながら今年も又「 アメリカシロヒトリ 」が大量に発生してしまった。
どういう訳か、富有柿ばかりに発生している。 去年接木した富有柿も全滅。
柿の好きな私にとって何ともやりきれない「 アメリカシロヒトリ 」の被害である。