創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

シャコバサボテン

2011年01月25日 | 日記

● 文字の薄くなったところにカーソルを合わせてクリックしますと、関連記事をご覧いただけます。

雪国の宿命とはいえ、こう毎日天気が悪くては気分も滅入ってしまう。
仕事の手を休め、いざ歩きに出ようかと空を眺めれば・・・また雪が舞い降りて。
昨晩から新たに雪が積もり、家も庭木も雪の中。

Photo

      25日 朝


 いつも居る部屋の窓の外

歩きの為に外に出られず、まずいなあと思っていたが、思い切って長靴を履いて歩きに。
雪の中、小一時間も歩きをしてくると汗もかき、それなりに運動が出来たと満足。
出来るだけ時間を作って歩かねば、そう思っているこの頃。

Photo

   シャコバサボテン

庭の山茶花、すっかり雪にうずもれてしまい姿を見ることが出来ない。
そんなこともあるかもと思い、初冬にプリムラを買った時、
ほんの少しの蕾をつけている、シャコバサボテンも買っておいた。

初めてサボテン類を買い求めたが、育て方が分からず、そのままにしてあった。
不思議な植物で、こんなにも寒いのに、加えて何の手入れもしないのに
蕾が大きくなり花開いてきた。

Photo_2

   線刻

先日のコンポートに続いて湯のみの仕上げも行わなくてはならない。
二種類の線刻を入れるため、手回しロクロで寸法を測り、
一つ一つ削っていった。

Photo_3

   削り

同じ作業をし続けていると体に負担が掛かってしまう。
少し削っては外を眺め、そしてまた削る。
そのようにして削り作業は終了。

これで3月1日から始まる千葉三越個展作品の制作は終了。
まだいくつものアイデアが出てきているが、もう時間は無くなってしまった。
今日まで作ってきた作品の素焼きを行い、釉薬を掛けて本焼きする段階に入った。

Photo_4

   つかの間の

出来ることならば、せめて一日に30分でいいから歩きの運動をしたいと思っている。
ただそれも天気次第。  携帯電話の普及でアンテナがにょきにょきと建ち、
嬉しくないことに雷の通り道になってしまった、この地域。

インターネットで雷雲の位置を検索し、TV、ラジオの天気予報を常に聴き、
上空に雷雲が無いことを確かめて歩きに出ている有様。
家を出るときは曇りや晴れでも、急激に変化する北陸の空、
「 弁当忘れても傘忘れるな 」は、この時季に当てはまる言い伝えである。

でも傘を差して歩くのはどうしても抵抗がある。
万一雷雲が急速に発達したら危険この上ないのである。

Photo_5

   シャコバサボテン

完全装備で雪道を、あるときはシャーベット状態の道を歩いていると暑くなり、
途中、着ているヤッケなど脱いで腰に巻きつけて歩き、帰路に着く。

家にたどり着く頃、汗で下着などが体にくっつき、すぐにシャワーを浴びている。
さっぱりしたところでコーヒーを淹れ、体がさめるのを待っている。
テーブルには蕾が膨らんだシャコバサボテンが、「 ご苦労様でした。」と言ってくれているよう。

プリムラとシャコバサボテンを買った時、東京のSさんにそのことをお話ししたら、
「 強い花だから大丈夫、順々に咲き始め楽しめますよ、」と言ってくださった。
半信半疑だったが、現在庭には昨晩からの雪がどっさりと降り積もり、
壷に生ける花が何にもない状態の我が家、
シャコバサボテンの生命力が活力を分けてくれている。

生命力といえば、トラちゃんが風邪を引いたらしく、寝床でじっとしている。
早く治って元気になってくれることを願っている。


● 文字の薄くなったところにカーソルを合わせてクリックしますと、関連記事をご覧いただけます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする