創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

秋祭り

2007年09月15日 | 日記

Photo_14

白山神社
  我が家の前、約100メートル先

きのうと打って変わって空は青く、はるか上空にに白い雲がポッカリと浮かんでいる。
稲刈りもほぼ終わって、今日は秋祭り。
我が家の前、100メートル先には鎮守の杜がある。

午前9時、おはらいを受けた子供獅子が廻ってきた。
9月15日秋祭りとはいえ、今日の日差しは真夏並の強さである。
神社から近い家を順々に廻っていく子供獅子、我が家は二軒目であるが、もう皆汗ビッショリ。
子供達が奏でる太鼓のリズムと横笛の音に合わせて一生懸命に舞ってくれた。

Aa

  子供獅子

秋祭りといえば何といっても 「柿の葉ずし」。
家の周りに植えてある柿の葉を摘んでキレイに洗い、酢、塩でしめた数種類の魚をその上に置き、
ほどよい味加減にした寿司飯をその又上におき、昆布と干したサクラエビを彩りよく散らし、
それらを寿司おけに順々に詰め、最後に重石をのせて完成。 
すべての材料は下ごしらえがしてあり、味が馴染むまではものの数時間、爽やかな柿の葉の香りと、
具と寿司飯の程よい加減が最高のごちそう。

その 「柿の葉ずし」、おととしまで母が作ってくれていたが、そろそろ大儀になってきたのだろうか、
今年も作ろうと言わない。
加えてアメリカシロヒトリの大発生で、大きく成長した柿の葉が全部食べられてしまった。
しかし 「柿の葉ずし」 は母の味である。 できることならばもう一度食べてみたい。

近くの山には大きな熊笹もある。 こんど母を連れ出して笹でも摘んでこようと思う。
「柿の葉ずし」 は無理としても 「笹ずし」 は作れるだろう。
自分で作ろうと思えばいとも簡単に出来るが、出来るならばぜひとも母に作ってもらいたい。

歳を重ね老いてはいても、まだしっかりとすべての事をこなす母、数年前に大腿骨骨折をしたが、
100坪あまりの畑を埋め尽くすように、さまざまな季節の野菜を植え育てている。
昨日も白菜苗が足らないからと電話がかかり、買いに行ってきた。

帰りぎわ、「何か欲しいものは?」 と聞くと、同居している兄夫婦の食事の足しになるものをと、
あれやこれやと材料を買っていた。
せっかくだから何でも欲しいものを買ったらいいのに、と言うと、「私はいいんや」、と。
9/17は敬老の日。 母の日、父の日、その日だけではなく、毎日がその日であるようにと願う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする