創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

仕事の間に

2007年03月16日 | 日記

Dsc000042

先日の窯たきの結果はまずまず。
青磁、白磁作品とも、しっとりとやさしい感じに、色も美しい焼き上がりになっていました。

「うれしい」 正直な気持ちです。

粘土の調整から始まり、ロクロで一つ一つ作り上げ数日後に削りの仕上げ。
乾燥、素焼き、釉薬がけ、そして先日の本窯だき。
心配して、ドキドキして窯出しを行いました。 さわるとまだあたたかい。
検品しながら、これは良し、こちらは自宅用に、これはう~ん?と分けました。

このあいだからの雪もやみ、薄日ですがお日様も顔をのぞかせています。
少しばかり早く咲き始めた垣根の梅も、今日のやさしい日差しにホッとしているようにも見えます。
作品整理の仕事の間に、香り高く芳醇なお茶と 「さくら餅」 をいただくことにしました。
ほんのりと塩味の付いた桜葉、甘みを抑えた上品なあんの味に満足。
何となくこの時季になると食べたくなる 「さくら餅」。
焼きあがったばかりの菓子皿にのせてみました。 いかがでしょうか。 美味しく感じますか?
そしてくみ出し碗、手に馴染むように形作ってみました。 ぜひ一度この碗でお茶を召し上がって下さい。

この皿とくみ出し碗、そして三月三日、創作日記の 「ヨモギだんご」 の木の葉皿とくみ出し碗も
千葉三越個展に出品いたします。 ぜひ手にとってご覧下さい。
色々な使い方が出来る作品だと思います。 

さあ、段々と時間も迫ってきました。 お茶の時間はこれくらいにして再び作品の整理を始めなくては。
ネコの手も借りたいけれど、今日の陽気に誘われたのか何処かへ遊びに行っています。

その内に ニャ~ンと勝手口に戻ってくるでしょう。

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