①プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」(全曲盤)
インゲ・ボルク(トゥーランドット)、マリオ・デル・モナコ(カラフ)、レナータ・テバルディ(リュウ)、ニコラ・ザッカリア(ティムール)、アルベルト・エレーデ指揮ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団・合唱団(1955年録音、デッカ盤)
②歌劇「トゥーランドット」のヴァイオリン・ファンタジー (ヴァイオリン独奏)ヴァネッサ・メイ
今日は早朝より家族と自家用車で我が家の墓所のある小豆島へお墓参り。本当は12日に行く予定だったが考えただけで頭が痛くなる会議が入り、本日に予定変更。
とにかく暑かった!
昼過ぎに帰宅。クーラーの効いた部屋でCDをガンガン鳴らす。
久し振りに「トゥーランドット」、やっぱり「トゥーランドット」
私自身にとって、特別のオペラ。普通の感情では、どうしても聴けないオペラ。
聴いていて、どうしてもトリノ冬季オリンピックを思い出し、感慨無量。
「誰も寝てもならぬ」を聴くと荒川静香さんの演技と重なり、どうもいけません。
あれから2度目の冬季オリンピックを迎えようとしているのに、あの時の荒川静香さんの演技は、今も最初から最後まで、はっきりと憶えている。
私にとって、歌劇「トゥーランドット」は荒川静香さん抜きでは考えられない作品になってしまったと言っても過言ではありません。
歌劇「トゥーランドット」はトゥーランドット姫にとってはハッピーエンド、しかし奴隷の娘リュウにとっては悲劇。対照的な、このオペラのヒロイン。
そして、それらを包み込むかのようなプッチーニの音楽。
時には美しく、時には激しく、そして時には抒情的なプッチーニの音楽。
今日聴いたCDは、いろいろ持っている全曲盤の中でデル・モナコがカラフを歌った全曲盤。
今日はデル・モナコ。
当然ドミンゴ、パヴァロッティ、カレラスの3大テノールが歌っている全曲盤も持っています。
この3人の方が甘く切なく歌っていますが、私自身、デル・モナコの強靭で輝かしい声を、今日は聴きたくなったと言うのが本日の気分。
仕事に追われまくっているせいか?こまごまなことなんか吹っ飛ばしたいと言う気持ちが強いのかな?
1955年当時、正に全盛時代のデル・モナコの輝かしい声!
そしてインゲ・ボルク、レナータ・テバルディといった当時の大歌手たちとの声の饗宴。
イタリア・オペラを聴く醍醐味。正にここにあり。
歌劇「トゥーランドット」を聴いたあとヴァネッサ・メイのアルバム「チャイナ・ガール」から歌劇「トゥーランドット」のヴァイオリン・ファンタジーを聴く。
荒川静香さんの「トゥーランドット」の音源になった録音。
私の心の中では、まだトリノ冬季オリンピックは終わっていないようである。
これから先も・・・。