オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

フレンズオンアイス2013を見て

2013年08月26日 09時10分48秒 | フレンズ・オン・アイス2013
8月24日土曜日、午後3時半過ぎ、私は新横浜スケートセンターの前に立ちました。
この建物を前にして、何か言い表わせない気持ちが込み上げてきました。
今年でフレンズオンアイスを見るため6年連続、訪れた、この新横浜スケートセンター。
もう来年以降、フレンズオンアイスを見るために、ここへ来ることが出来る確証はない。私にとって今年が生でみる最後のフレンズオンアイスになるに違いない。そんな気持ちを持ちながら開場を待つ。
そして何卒、昨年以上の素晴らしいアイスショーでありますように願いながら・・・。

素晴らしいアイスショーだった。
フィギュアスケートの持つ美しさ、華やかさ、そして楽しさを心から満喫した。
荒川静香さん筆頭にフレンズの皆さんの本当に心のこもった演技。
その心がリンクからスタンドへ強く伝わってくる。
フレンズの皆さんのほとんどが、このショーのご常連である。プロデューサーである荒川静香さんのフレンズオンアイスに対する思い、願いを長年の共演で、それらを共有し体現しているのが大きい。
それが、このフレンズオンアイスの命。
単なる有名スケーターの寄せ集めているアイスショーとは次元が違うのである。

何からコメントしようか?
やはり第2部冒頭のオリンピックメドレー。
オリンピック経験のあるフレンズたちが、おのおの、その当時の衣装を着て、オリンピックの時のプログラムを、さわりであるが披露。
チン・パン&ジャン・トンの「見果てぬ夢」、イリーナ・スルツカヤの「フラメンコ」、鈴木明子さんの「ウエスト・サイド・ストーリー」など・・・。
見ていて色々な思いが走馬灯のように駆け巡ってくる。
そして最後に鳴り響いたのは歌劇「トゥーランドット」の冒頭の音楽。
荒川静香さんの登場。衣装はトリノの時の、あのブルーの衣装。
私は、もう、あのプログラムは何度も映像で見ているので、頭の中で全て再現することが出来る。
披露したのはプログラム後半のイナバウワーから3連続ジャンプ。そして最後のスピン。
「誰も寝てはならぬ」の旋律に乗ってのイナバウワー、そして、そのあとの3連続ジャンプ!
トリノの時と同じ!
あの時のプログラムで私が一番、心を動かされた場面!
そして、その場面が見事に私の目の前で再現された!
まさか生で見ることは絶対に出来ないと思っていたプログラム。
もう何も言うまい。
荒川静香さんとフィギュアスケートの神様に感謝するのみ!

今回のフレンズオンアイスの大きな目的の一つは現役最後の鈴木明子さんの姿を目に焼き付けること。
おそらく、私にとって現役の鈴木明子さんを見るのは、この日が最後になるだろうと言う気持ちが強かった。
公演当日のプログラムは今シーズンのフリープログラムの「オペラ座の怪人」だろうと思いこんでいましたが、会場に流れた音楽はSPの「愛の讃歌」!
一番見たかったプログラム。
あの旋律を聴いただけで目頭が熱くなってきた。
見ていて競技会用のプログラムということを全く忘れさせる情感のこもった鈴木明子さんの演技。
初めて鈴木明子さんの演技を生で見てから、もう7年経ちます。
あの時のプログラムは映画「タイタニック」の音楽だった。
そして今、「愛の讃歌」
フィギュアスケートの神様のご配慮か!
万感の思いで鈴木明子さんの姿を追う。
今年のフレンズオンアイスには本郷理華さんが出演。
昨年暮の全日本選手権でのフリーは衝撃的だった。
その本郷理華さんを今回、見ることができるとは思いもよりませんでした。
本郷理華さんは、鈴木明子さんと同じ長久保裕コーチ門下。
残念ながら鈴木明子さんは、今シーズンで現役引退しますが、そのあとを継ぐように長久保コーチ門下の本郷理華さんの登場。
何かフィギュアスケートの神様が「鈴木明子さんが現役を去っても、そのあとは本郷理華さんがいるじゃないの。これからは本郷理華さんを、しっかりと応援しなさい」と今回のフレンズオンアイスで私に示されたような気がしてなりません。

ショーのフィナーレが終わり、出演者全員が一列に並んで手を振りながらリンクサイドをまわっている。
例年ならば光景を見ながら「来年もまた、ここへ帰って来るぞ」と思っていましたが、今年は違う。
先導は鈴木明子さん、そして、しんがりは荒川静香さん。
見ていて、もう、たまらない気持ち。
素晴らしいアイスショーでした。
千秋楽の最終公演、荒川静香さんの意味深な言葉があったらしい。
たいへん気になります。
この素晴らしいアイスショーが今後も続くのを願うばかりです。


本日はここまで。
高橋大輔さんのこと、佐藤有香さんのことなど。
しばらく今年のフレンズオンアイスの話題が続きます。