オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「N響アワー」のノリントン

2011年05月08日 22時15分45秒 | NHK交響楽団
久し振りにNHK教育放送の「N響アワー」を見ました。
指揮者はロジャー・ノリントン。プログラムはベートーヴェンの交響曲第1番とエルガーの交響曲第1番。興味深々。
冒頭、大震災での犠牲者の方々を悼んでエルガーの「エレジー」が演奏される。本当に、しんみりとする作品である。この作品のCDがあったはずと捜してみると、やはりありました。バルビローリがニューフィルハーモニア管弦楽団を指揮した録音。(EMI盤)休みの日に、もう一度じっくりと聴く事にしましょう。
さてベートーヴェンの交響曲第1番。私にとって第1番も第9番も、作品の規模は違いますが作品の重さは同じである。
ノンヴィブラート奏法による演奏。私は古楽器によるベートーヴェンの演奏が苦手である。聴くたびにベートーヴェン自身の頭の中では、もっと凄い響きが鳴っていたのではと思ってしまうからです。しかしノリントンの指揮でモダンオーケストラによる演奏となると、興味を持って聴いてしまいます。そして、さすがN響。見事である。
従来の演奏で第1番を演奏すると、どうしても古典派、ベートーヴェンの初期の作品という枠に、はめられてしまいますが、ノンヴィブラート奏法による演奏で聴くと、響きがストレートだけに、ベートーヴェンの音楽の持つ斬新さが強く伝わってきて、面白かった。地味な第2楽章のアンダンテが良かったな。
今回第2番も演奏されたとのことなので、こちらも早く聴きたい。息の深い第2楽章がどのように演奏されたのか、こちらも興味深々。

後半のエルガーの交響曲第1番は私の大好きな作品です。初演ではハンス・リヒターが指揮した作品。
残念ながら放送は第4楽章のみ。これでは作品の素晴らしさは伝わらないので、本当に残念。この交響曲の核心は第1楽章だと私は思っています。
6月にBSで全曲放送予定とのことなので乞う御期待である。


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