オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

喜歌劇「こうもり」

2010年06月23日 14時56分50秒 | 今日、聴いたCD
ヨハン・シュトラウス 喜歌劇「こうもり」(全曲)

アデール・リー(ロザリンデ)エバーハルト・ヴェヒター(アイゼンシュタイン)アンネリーゼ・ローテンベルガー(アデーレ)シャーンドル・コーンヤ(アルフレード)エーリヒ・クンツ(フランク)ジョージ・ロンドン(ファルケ)リゼ・スティーヴンス(オルロフスキー)

オスカー・ダノン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団及び合唱団
(輸入盤)RCA LC00316 1963年6月ウィーン・ゾフィエン・ザールでのセッション録音

たいへんな掘り出しCDだった。少し前、亡くなったドイツの名ソプラノアンネリーゼ・ローテンベルガーの録音を調べていたら、ローテンベルガーがアデーレを歌っていて、他のキャストも揃っていたCDを見つけたので取り寄せてみました。
まず当然ながら序曲から聴いてみたが、なかなか生き生きとして熱気のある演奏で驚きました。全曲を通しても序曲と同じことが言えます。オスカー・ダノンという指揮者はよく知りませんが、この指揮者、只者ではありません。
「こうもり」の全曲盤と言えばカルロス・クライバーがミュンヘンで録音したドイツ・グラモフォン盤が有名で、私も当然、持っています。発売以来、「こうもり」と言えばクライバー盤で水戸黄門の印籠ではないが、この録音にひれ伏すばかりの名盤と言ってもしかたありませんが、このダノン盤もなかなか聴かせてくれます。
やはり録音当時、ウィーンで活躍していた歌手たちの歌が聴けるのが最大の魅力です。ワーグナーで有名なコーンヤによるアルフレードやクンツのフランク、ロンドンのファルケなど聴いているだけで楽しくなりますが、やはりローテンベルガーの歌うアデーレが私にとって最大の魅力です。
第2幕ではよくポルカ「雷鳴と電光」が演奏されていますが、この録音ではワルツ「春の声」が演奏されています。それもローテンベルガーが歌っていて本当に贅沢な録音です。初めてCDを聴いた時、このことを全く知らなかったので「春の声」の音楽に乗ってローテンベルガーの歌声がスピーカーから流れた時は本当に驚きました。
「こうもり」と言えば前述した通りクライバー盤が超有名ですが、私は、これからは、このダノン盤を聴いてしまいそうです。
なおこのCDの2枚目の余白にはアンナ・モッフォがロザリンデを歌っている英語による抜粋も収録されています。英語で聴くと、この作品もミュージカルのように聴こえます。












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