オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

内田光子のシューマン「幻想曲」

2010年09月15日 12時44分11秒 | 今日、聴いたCD
シューマン 「ダヴィッド同盟舞曲集」
      「幻想曲」
ピアノ独奏  内田光子
(輸入盤 DECCA 478 2280)2010年5月録音

待ちに待ったCDが到着した。
もし「現役のピアニストの中で一番好きなピアニストは?」と聴かれると私は迷うことなく「内田光子」と答えるでしょう。
モーツァルトのソナタや協奏曲も良かったが、私は一連のシューベルトのピアノソナタと即興曲の録音で、私にとってのピアノ演奏は彼女抜きでは考えられない状態になってしまった。
シューマンの作品では交響曲が有名ですが、私はピアノ独奏曲と歌曲が一番と思っています。
そして今回はシューマンピアノ作品2枚目のCDである。今回は私の大好きな「幻想曲」の録音が含まれているので本当に楽しみでした。最初の「ダヴィッド同盟舞曲集」を飛ばして、「幻想曲」から聴く。
「幻想曲」はシューマン独特の不安定さと情熱が入り混じって湧き出てくる作品と言うべきか?輝かしさ、力強さと暗さ、静けさ。
そんな作品の内田光子の演奏。第2楽章が素晴らしかった。シューベルトの録音と同様、どこまでも厳しく深い。そして魂の乱舞。ロマンティシズムと言う言葉では納まりきれない演奏。第3楽章はまさに静寂の世界。ひたすら静かな世界。そして、それを迎えきれない感情が胸を打つ。
今年は生誕200年のシューマンイヤー。その記念の年に私にとって最高の演奏でした。


 

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