映画「ポセイドン・アドベンチャー」

本日の昼間、NHKのBSで放送された映画「ポセイドン・アドベンチャー」を録画で見る。
１９７２年制作の作品だから私が高校生の時の作品。大変」昔の映画である。
先週の土曜に放送された映画「タイタニック」と同様の大型客船の遭難を描いた映画。
この２本を見て、私は「ポセイドン・アドベンチャー」の方が好きだな。
生きようとすることの尊さ、夫婦愛、そして勇気。これらを、このハリウッドのパニック映画から、ひしひしと伝わってきて胸が一杯になる。
まだCGなど全く無い時代の作品。全て見事なセットでの撮影。しかし作り物めいたものを一切、感じさせないのが見事！本当にリアルである。
ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、シェリー・ウィンターズと言った当時のハリウッドを代表する演技派俳優たちによる演技も、この作品に重みを与えている。
アーネスト・ボーグナイン扮する刑事が愛し抜いた若い妻を亡くした時の悲しみ。そして、その悲しみを乗り越えて生きようとする強い意志。この作品の一番、感動的な場面でしょう。
超大作の「タイタニック」も見どころ満載でしたが「ポセイドン・アドベンチャー」の方が、もっと見ている者の心に食い込む強いものを持っています。
映画も片寄らず、いろいろと見たいものである。