シベリウス 交響曲第2番、第3番 パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団(1972年~1975年録音 EMI盤)
シベリウス 「4つの伝説曲」、交響曲第7番 エーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団(ドイツ・グラモフォン盤)
昨年暮、エーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団、今年になって今度はパーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団と立て続けにシベリウス交響曲全集のCDを買い求めてしまった。
今年になって、オペラを除いて、シベリウス以外の作品のCDをまだ聴いていない。今日も朝からシベリウス三昧。しかし、シベリウスにハマったとは思っていない。昔からシベリウスの作品は大好きだったのだから・・・。今の私の心の中で一番ピッタリとするのは、シベリウスの作品であると言うべきか。
さて、ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団による録音。これは予想以上の掘り出し物だった。
今日は2番と3番の交響曲を聴きましたが、特に第3番の第1楽章の歯切れのよいリズムの第1主題を聴いていて何か強く高揚するものがありました。何か雪と氷に閉ざされた冬が終わりを告げ春が間近かという雰囲気の音楽。
この主題はシベリウスが、イギリスを訪問した時に沿岸から見た霧に煙るイギリスの様子がヒントになっているとも言われているらしい。
イギリスのオーケストラは昔からシベリウスを得意としていますが、よく分かりませんが、何かシベリウスとイギリスは相通ずるものがあるのでしょう。また一度、エルガーやディーリアスの作品をじっくりと聴いてみたいと思っています。
ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団の演奏は立派ですが、やはり気薄なのは北欧の冷たい空気。
その北欧の空気を吸いたくなり昨年暮に手に入れたエーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団の全集を手にする。
この全集には管弦楽曲の「4つの伝説曲」が全曲、収録されているのが嬉しい。この作品はフィンランドの民族叙事詩「カレワラ」に基づいた作品で「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」「トゥオネラの白鳥」「トゥオネラのレンミンカイネン」「レンミンカイネンの帰郷」の4曲で構成されている。特に第2曲の「トゥオネラの白鳥」が特に有名で単独で演奏されることが多いですが、今回、すっかり私のお気に入りの曲となったのが、ほとんど演奏されない作品ですが第1曲の「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」です。
緊迫感があり、何か胸が締め付けられそうな音楽。この連作の交響詩と言うべき、この作品の第1曲を飾るにふさわしい何か張りつめた音楽。
私はお国ものにこだわるのは、あまり好きではありませんが、ここで聴くことの出来る演奏は、フィンランドのオーケストラが自国の伝説を基にした自国の作曲家が書いた作品を演奏すると言う誇りと気高さ伝わってくる演奏と言うべきか。
シベリウスばかり聴いて、ブルックナーを忘れそうである。
これはいかん・・・。
「レンミンカイネンの母」(ガッレン=カッレラ 1897年)
シベリウス 「4つの伝説曲」、交響曲第7番 エーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団(ドイツ・グラモフォン盤)
昨年暮、エーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団、今年になって今度はパーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団と立て続けにシベリウス交響曲全集のCDを買い求めてしまった。
今年になって、オペラを除いて、シベリウス以外の作品のCDをまだ聴いていない。今日も朝からシベリウス三昧。しかし、シベリウスにハマったとは思っていない。昔からシベリウスの作品は大好きだったのだから・・・。今の私の心の中で一番ピッタリとするのは、シベリウスの作品であると言うべきか。
さて、ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団による録音。これは予想以上の掘り出し物だった。
今日は2番と3番の交響曲を聴きましたが、特に第3番の第1楽章の歯切れのよいリズムの第1主題を聴いていて何か強く高揚するものがありました。何か雪と氷に閉ざされた冬が終わりを告げ春が間近かという雰囲気の音楽。
この主題はシベリウスが、イギリスを訪問した時に沿岸から見た霧に煙るイギリスの様子がヒントになっているとも言われているらしい。
イギリスのオーケストラは昔からシベリウスを得意としていますが、よく分かりませんが、何かシベリウスとイギリスは相通ずるものがあるのでしょう。また一度、エルガーやディーリアスの作品をじっくりと聴いてみたいと思っています。
ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団の演奏は立派ですが、やはり気薄なのは北欧の冷たい空気。
その北欧の空気を吸いたくなり昨年暮に手に入れたエーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団の全集を手にする。
この全集には管弦楽曲の「4つの伝説曲」が全曲、収録されているのが嬉しい。この作品はフィンランドの民族叙事詩「カレワラ」に基づいた作品で「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」「トゥオネラの白鳥」「トゥオネラのレンミンカイネン」「レンミンカイネンの帰郷」の4曲で構成されている。特に第2曲の「トゥオネラの白鳥」が特に有名で単独で演奏されることが多いですが、今回、すっかり私のお気に入りの曲となったのが、ほとんど演奏されない作品ですが第1曲の「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」です。
緊迫感があり、何か胸が締め付けられそうな音楽。この連作の交響詩と言うべき、この作品の第1曲を飾るにふさわしい何か張りつめた音楽。
私はお国ものにこだわるのは、あまり好きではありませんが、ここで聴くことの出来る演奏は、フィンランドのオーケストラが自国の伝説を基にした自国の作曲家が書いた作品を演奏すると言う誇りと気高さ伝わってくる演奏と言うべきか。
シベリウスばかり聴いて、ブルックナーを忘れそうである。
これはいかん・・・。
「レンミンカイネンの母」(ガッレン=カッレラ 1897年)