オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「フレンズ・オン・アイス2009」を観て

2009年08月24日 09時10分06秒 | フレンズ・オン・アイス2009
今年も「フレンズ・オン・アイス」を観に新横浜スケートセンターに来てしまいました。昨年に続いて2度目である。四国から乗り込むので時間的にも金銭的にも大変でしたが、それらの苦労を忘れさせるものが、このアイスショーにあります。
私が観たのは8月22日初日の1回目の公演である。会場に入り、氷の貼った真っ白いリンクを見て「昨年に続いて、また来る事が出来た」という感概を深くして、ショーが終わった後「素晴らしいアイスショーだった。来年もまた来よう」という気持ちを強くして会場を後にしました。

アイスショーと言えば今年の1月大阪で「スターズ・オン・アイス」を観ました。タイトル通り、まさに内外のスタースケーターが集まった贅沢なアイスショーでした。浅田真央さんの「タンゴ」が絶品だった。また初めて生で観たサーシャ・コーエンも良かった、と個人の演技に強く印象が頭に残っていますが、「フレンズ・オン・アイス」を観終えて感じた事は「本当に素晴らしいアイスショーだった」という事である。
「フレンズ・オン・アイス」にも今年の男子の世界選手権の覇者ライサチェックやアイスダンスのベルビン&アゴストなど世界の超一流のスケーターが登場しましたが、ショーを終えて感じた事は「素晴らしいアイスショーだった」と言う事である。ここに、このショーをプロデュースした荒川静香さんのアイスショーに対する姿勢、アイスショーはこうであって欲しいというこだわりがショーのオープニングからフィナーレまで見事に込められていてフィギュアスケートの持つ魅力を本当に満喫できて荒川静香さんに対して感謝の気持ちで一杯である。

昨年はミュージカル特集や荒川静香さんと中野友加里さん、荒川さんとシェーリーン・ボーンとの見事なコラボがあり忘れがたい思い出となっており、今年は、どうなるのか?と期待と不安がありました。オープニングに世界チャンピオン7人によるチャンピオン・プログラムもありましたが、今年は昨年の様な意表をつくサプライズはありませんでした。出演した個々のスケーターの演技をじっくりと楽しむと言う、正に直球勝負でした。サプライズが無くても大きな満足を得ることが出来たのは、出演したスケーターの力量!でしょう。
プログラムも著名スケーターの名前を単に並べたものではなく考え抜かれた絶妙なものでした。
第1部はオープニンの後、自己推薦枠スケーターとして選ばれた村元小月さんが登場。その後、オリンピックを目指す鈴木明子さん、小塚崇彦君が続き真ん中でベルビン&アゴストの華やかなアイスダンス、そしてシェーリーン姐さんやカート・ブラウニングの見せ場たっぷり演技のあと第1部のトリは復帰で話題の高橋大輔さんである。
高橋大輔さんの演技の前に荒川静香さん自らリンクに登場して高橋さんを紹介して会場が盛り上がったのは言うまでもありません。高橋さんの復帰は新聞やテレビでも報道されていたようですが、今年のEXナンバーの初お披露目となりましたが、ジャンプもしっかりと決め、ケガの不安を感じさせるものは、ありませんでした。また、また今まで見せていた激しさよりも、しっとりとした演技で今シーズンは今までとは違った境地の演技が期待出来そうです。

第2部の冒頭、荒川さんとキッズ・スケーターの演技の後、真ん中にペアのチン・バン&ジャン・トンとライサチェクをはさんで、ズラリとプロスケーターの正にこれぞプロと言うべき演技が続き、トリは当然、荒川静香さんである。
今回の荒川静香さんのプログラムは題名は確認出来てませんがフラメンコである。「Frozen」や「夕顔」など最近しっとりとしたプログラムが最近続いていましたが、今回は民族色の強い、真っ赤なバラの華がリンクに咲き乱れるような演技である。またプロとして新しい一面を見せてもらって嬉しくてたまらない。

さて、私は女子シングルが一番好きなので、どうしても村元小月さんと鈴木明子さんの演技に注目してしまいます。
村元小月さんは自己推薦枠スケーターとしての登場でしたが、これだけの顔ぶれの中でも中々堂々としていて小ささは全く感じさせないのはさすがである。若手の演技を見る機会が少ないだけに今回、彼女を知る事が出来たのは大収穫であった。
そして鈴木明子さん。赤の衣装がリンクに映える。プログラムは私が期待していたバーンスタインの「ウエスト・サイド物語」でした。今シーズンのフリーのダイジェストのようである。「ウエスト・サイド物語」の音楽、たいへんな音楽である。これを氷上で演じることは大変なことだと思いますが昨シーズンの彼女の演技を思うと、見事にやり遂げるものと信じています。「マリア」でのスパイラル、「マンボ」でのステップを見ただけでも彼女の素晴らしさを感じることが出来ました。最後が音楽的にはこのミュージカルの一番の聴かせ所のアンサンブルによる「トゥナイト」であるのが憎い!
間近で見る事が出来た鈴木明子さん。本当にチャーミングな方である。今シーズンも、昨シーズンに劣らず、ますます彼女に夢中になってしまいそうである。

長々となってしまったので本日はここまで。荒川静香さんやベルビン&アゴストそしてライサチェク(素晴らしい「ラプソディ・イン・ブルー」でした)のことなど、まだまだ頭の中をよぎるものがたくさんあります。