オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

無題

2008年06月03日 14時18分06秒 | 音楽
昨晩、仕事から帰宅すると財務大臣が冷たく言い放つ。
大臣閣下「来とるで!来とるで!」
最初、何の事かよくわからなかったが大臣閣下の目線の先を見てみると、床に私が手配していたマリア・カラスやアンナ・ネトレプコなどののCDが散乱していた。
私「あら、もう来たの?」
大臣閣下「注文したら、どんどん送ってくるのは当たり前じゃ!」
ごもっとも、ごもっとも。しかし、いったん到着したからには、いかに自分の崇高な?世界に入っていくかが重要である。

最近、以前に増して肉体的にも精神的にも仕事がハードになってきた。こんな自分を支えてくれる精神的な糧は、やはり音楽である。仕事が休みの日も朝寝坊どころでない。購入して、まだ聴いていないCDはあるし、最近テレビの録画も溜まってきているので、これにも目を通さなければいけない。この前、会社の若い男子社員に休みの日は何をしてるの?と聞くと「仕事がしんどいから寝ています」との答え。私は言い放ちました。「遊びに行かんかい!若年寄りか!」

先月の30日、生で聴いたベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」の余韻が残っている。今日も朝から「ミサ・ソレムニス」をCDで聴く。いつもはクレンペラーだが今日はジンマンの指揮したCDで聴いてみる。ピリオド奏法で聴いてもベートーヴェンは面白い。どんな演奏スタイルで演奏してもベートーヴェンはベートーヴェン。そこがベートーヴェンの作品の持つしたたかさ、凄さということか?
この後、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」を内田光子のピアノ、ザンデルリング指揮のバイエルン放送交響楽団のCDを聴く。有名過ぎる作品だが第1楽章冒頭のカデンツァで圧倒される。やはりベートーヴェンの持つ精神の大きさを感じる。スケールの大きい第1楽章や第3楽章もいいが今回は淡々とした第2楽章に惹かれた。この前のテレビで録画したサイトウ・キネンの演奏会でもハッとさせられたが、内田光子の演奏でまた何か大切なものを教えてもらった気がする。

もう一つNHKのハイビジョンからの録画から。尾高忠明指揮NHK交響楽団の定期演奏会でエルガーの交響曲第1番が取り上げられた。私の大好きな作品である。N響のエルガーの交響曲を演奏は記憶がない。聴き応え充分の演奏であった。日本にこれだけのエルガーの交響曲を振るできる指揮者がいるとはうれしい限りである。尾高氏が札幌交響楽団を指揮した、最近アンソニー・ペインの補筆によって完成された交響曲第3番の最新録音が手元にあるが、まだ封をきっていない。早く聴かなければ・・・
尾高氏にはぜひ交響曲第2番もN響の定期で取り上げて欲しいものである。

さらにもう一つ。これもNHKのハイビジョンからの録画から。2006年のザルツブルグ音楽祭でのモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の公演。アーノンクール指揮のウィーンフィル、グート演出で話題になったもの。
賛否両論だったらしいが面白かった!同時期の「ドン・ジョバンニ」の公演と比べものにならない。長くなるので「フィガロの結婚」はまたの機会に。

NHKのハイビジョンの番組表は目が離せなくなってきました。
ダラダラと長くなってしまいました。今日はこれまで。