FOIの関係でオペラを忘れているように見られてもしかたありませんが、財務大臣の目を盗んでオペラのCDやDVDを静に購入して楽しんでいます。
今日は一気に2組のオペラ全曲CDを聴きました。
最初は私の大好きなネトレプコがミミを歌ったプッチーニの「ラ・ボエーム」
ネトレプコのミミに大いに満足する。第3幕のミミの「さようなら」は本当にきれいな声。ミミといえばミレッラ・フレーニであるが聴いている時はフレーニを忘れる事が出来た。しかし、やはり私にとって最高のミミはフレーニ。難しいものである。次はぜひ映像でネトレプコのミミを見てみたいものである。
ビリャンソンのロドルフォは一本調子でがっかり。
フレーニとパヴァロッティのコンビのカラヤン盤を超える録音はなかなか出ないようである。
2組目はワーグナーの「さまよえるオランダ人」
テオ・アダムのオランダ人、アニア・シリアのゼンタ、マルティ・タルヴェラのダーラント、ジェームス・キングのエリック。
オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、BBC合唱団。
1968年3月ロンドンでのライブ録音(輸入盤 TESTAMENT SBT2・1423)
またクレンペラーのお宝録音がステレオ録音で登場した。クレンペラーは、この1ヶ月前にEMIでスタジオ録音をしているが、まさかライブ録音があったとは思いもよらなかった。主用キャストはエリック以外は同じである。スタジオ録音は私はレコードで持っているが、あまり演奏の記憶が無い。
今回の録音ではその当時バイロイト音楽祭で活躍していたアダムのオランダ人とシリアのゼンタが、やはり素晴らしい。第二幕後半のオランダ人とゼンタの2重唱は最高の聴き所といってよいでしょう。
そしてクレンペラーの指揮する、どっしりしたオケのサウンド。巨匠ならではである。ただ残念なのはコーラスがやはり弱い点。どうしてもベームがバイロイトで指揮したライブ録音の印象が強烈である。
なお、この録音の演奏は一幕版ではなく1848年版とのことで序曲や終幕の最後の救済のモチーフは無く重々しく終わっているのが変わっている。
クレンペラーのお宝録音、次は何が登場するのか興味深々である。
今日は一気に2組のオペラ全曲CDを聴きました。
最初は私の大好きなネトレプコがミミを歌ったプッチーニの「ラ・ボエーム」
ネトレプコのミミに大いに満足する。第3幕のミミの「さようなら」は本当にきれいな声。ミミといえばミレッラ・フレーニであるが聴いている時はフレーニを忘れる事が出来た。しかし、やはり私にとって最高のミミはフレーニ。難しいものである。次はぜひ映像でネトレプコのミミを見てみたいものである。
ビリャンソンのロドルフォは一本調子でがっかり。
フレーニとパヴァロッティのコンビのカラヤン盤を超える録音はなかなか出ないようである。
2組目はワーグナーの「さまよえるオランダ人」
テオ・アダムのオランダ人、アニア・シリアのゼンタ、マルティ・タルヴェラのダーラント、ジェームス・キングのエリック。
オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、BBC合唱団。
1968年3月ロンドンでのライブ録音(輸入盤 TESTAMENT SBT2・1423)
またクレンペラーのお宝録音がステレオ録音で登場した。クレンペラーは、この1ヶ月前にEMIでスタジオ録音をしているが、まさかライブ録音があったとは思いもよらなかった。主用キャストはエリック以外は同じである。スタジオ録音は私はレコードで持っているが、あまり演奏の記憶が無い。
今回の録音ではその当時バイロイト音楽祭で活躍していたアダムのオランダ人とシリアのゼンタが、やはり素晴らしい。第二幕後半のオランダ人とゼンタの2重唱は最高の聴き所といってよいでしょう。
そしてクレンペラーの指揮する、どっしりしたオケのサウンド。巨匠ならではである。ただ残念なのはコーラスがやはり弱い点。どうしてもベームがバイロイトで指揮したライブ録音の印象が強烈である。
なお、この録音の演奏は一幕版ではなく1848年版とのことで序曲や終幕の最後の救済のモチーフは無く重々しく終わっているのが変わっている。
クレンペラーのお宝録音、次は何が登場するのか興味深々である。