９月４日（土曜日）
デーゲームで、阪神は昨夜に続き広島に負けて連敗だ。連日勝ったと思った試合が逆転負けを食らえば、イライラが募る。どうすりゃいいの思案橋。
くそ～っと拳をにぎり電車に乗り、着いた先は「祗園四条」。
浮き草は、「沖縄料理の店 祗園 新右衛門」の宿木に腰を下ろした。二日ほど前のママさんのブログでは、お客が来ないとソファで不貞寝をしていたのに、今夜は立っている。
「ゆみちゃんいらっしゃい、何する？」「ゆみちゃん泡盛の水割り！」
ここのボトルは不思議だ。１週間前に結構飲んだのに、元通りの水位に回復している。「何でや？」なんて、そんな野暮なことは言わない。飲み始めたとたんに、ぞろぞろと団体客が入ってきた。総数１３名。「ゆみちゃんがお客さんを連れてきた」とママは大喜びだ。
しばらくすると、今夜のサプライズが始まった。４人で来ていた、若いアベックの誕生祝いだ。
店内の照明は消され、ママさんとお客さんが三線を持ち、 「ハッピーバースデートゥユー」 の歌で、お客さん全員で彼女の誕生日を祝福した。
「ちえちゃん誕生日おめでとう！」「ローソクの火を消して！」「フゥ～ッ」と一吹きで消えた。
ケーキのロウソクを数えると２４歳かな？と思い確認をした。「２８歳で～す」と、喜び溢れる返事が返って来た。仲間が誕生祝いの品物を渡した。何やらおもちゃのような感じがする。
「それ何ですか？」「水鉄砲で～す」あぁ可愛らしい贈り物だ。
お店はほぼ満席の２３名が座っていた。マスターもママさんも、沖縄料理を作るのに汗だくだ。この店に来たからには、「ソーキそば」を食べねば帰れない。「いつもの半そばをお願いします」
”安里屋ゆんた”
最後のセリフがこれまた商売熱心な
「サー”新右衛門”よいとこ一度はおいでサーユイユイ 一度と言わずにやれほに又おいで マタハーリヌ チンダラカヌシャマヨー」だった。
一段落したので、店のスタッフとママさんと乾杯！をした。
付き出しに「島らっきょ」をどうぞと出してくれたが、苦手なので・・・。それではと「タコ酢」を持って来てくれたが、これまた痛風もちには食べてはならない食材だ。食べいたのに食べれないこの辛さ。残念無念だ。
「今夜は早く帰ります」とメールをしているので、早く帰らねばならない。先日家まで送ってもらったタクシーを頼んだ。例え眠っていても安心だ。運転手さんに名刺をもらった。沖縄出身と一目で分かる、”渡慶次（とけし）”さんと言うドライバーだった。これから何度も、お世話になることだろう。
