パル判事は、東京裁判の判決に対する全面的反対意見の勧告の中で、「単に執念深い報復の追跡を長引かせるために、正義の名に訴えることは許されるべきでない。世界は真に寛大な裁量と、理解ある慈悲心を必要としている。純粋な憂慮に満ちた心に生ずる真の問題は、”人類が急速に成長して、文明と悲惨との競争に勝つことが出来るであろうか”ということである。」と述べているとあります。(東京裁判<講談社>)
安部首相のパル判事の長男との面会が、パル判事のいう「真の問題の解決」に迫ろうとするものなのかどうか疑わしくてなりません。パル判事が存命なら、むしろ安部首相の最近の言動に対し、きっと「きつい一言」があったにちがいないと思います。
東京裁判で有罪となった人達は、法理論的に無罪ではあっても、政治的に無罪であると言っているわけではないのですから。
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