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りんご品種



だいぶ前の話ですが、九州にお住まいのお客様からお電話でジャム通販のご注文を頂いた時に「べにたまりんごジャムを2個と、、、」と言われ、その瞬間私の頭の中はべにたま????とハテナマーク。べにたまりんご?・・・あ、紅玉りんごジャムのことか!!そうか紅玉をこうぎょくと知らずべにたまと読んでしまう方もいらっしゃるんだ~。と思って、それ以降ジャムのラベル前面に「こうぎょく」とフリガナを付けた。
以前テレビの秘密のケンミンショーで、青森県人はりんごの品種名を見た目だけで判別することが出来る、というのをやっていた。私が見た目で判別できるのは、よく使う紅玉とふじ、そして黄色いシナノゴールドと薄緑の王林くらいで、他にもつがる、ジョナゴールド、スターキング、北斗、千秋、むつ、陽光、世界一、長野で近年人気のシナノスイート、秋映、群馬特産ぐんま名月などなど、多数のりんご品種を見た目だけで見極めるのはとても出来ない。りんごの主産地、青森県人だからこそ出来るワザだと思う。
私が宮城からこちら静岡に引っ越してきた当初、柑橘類の品種の豊富さに驚いた。はるみやスルガエレガントなど初めて目にしたものもあった。青森や長野など寒冷地が主産地のりんごと違って、柑橘類は静岡以西の温暖な西日本が産地。普通にスーパーに行けば郷里の宮城でも柑橘類は売ってるし、九州でもりんごは売ってると思うけど、それらの果物に対する馴染み深さというものは、やはり産地に生まれ暮らす人には叶わないところがある。
こと紅玉りんごに至っては、スイーツ好きな人にとってはアップルパイやりんごタルトなど加熱するお菓子に酸味のある紅玉が向く、くらいの知識はあると思うけど、紅玉りんごは年々栽培量が減少しているし、メジャーなふじなどと違ってあまり日持ちしないので、10月の旬の以外の時期にスーパーに並ぶことはめったにない。りんごの栽培地ではない九州の人にとっては紅玉をこうぎょくと読むと知らない方が一般的かもしれない。
余談だけど、以前岩手の産直市場でりんごジュースの飲み比べ企画をやっていた。ふじ、紅玉、ジョナゴールドの3種だったかな?ふじは甘め、紅玉は酸味、ジョナはその中間とか、味わいの特徴を知ってればりんごを見た目で判別するより分かりやすいかもしれない。オットが参加して3種当てた。
そういえば、若かりし頃京都を一人旅した時に、京都駅ビルの中でビールの飲み比べ企画をやっていて、電車の時間まで余裕あったので恥も外聞もかなぐり捨てて飛び込み参加した。メーカー別で4種のビールの味わいが文章で書いてあって、その紙を見ながら順不同のビールを味わう。多数の観客の前で飲むのは緊張した。2種はすぐ分かったけど残り2種がどっちがどっちか分からず、適当に答えたらマグレ当たりして、当選者プレゼント京都駅食堂街でのお食事券3000円分もらった。
今度いつ京都来るか分からないし~ということで、パッと目についたレストランに入ってタンシチューと赤ワイングラス1杯頼んでさっさと食べて、電車に飛び乗って帰ってきた。ほろ酔い気分でよき思い出。



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