goo

カノンチャリティ報告

先月6月19日の第三回暮らしの菓音でご協力頂きました震災チャリティ代金は
7月に入ってカノンチャリティセットの代引分も含め、全て振込入金終了しましたので、
集計してまとめて送金しました。

金額詳細は以下の通りです。

・チャリティドリンク+チャリティラスク代 13482円
・カノンチャリティセット 28000円
・チャリティセットお買い上げのお客様からのお心 6741円

・合計 48223円

これにポケットマネーをプラスして合計52500円
「仮設じゃない『復興住宅プロジェクト』」へ振込みました。

振込先について詳しくはこちら→ http://www.tennenbank.org/revive/

震災被災地の地元の木材を使って、地元の業者さんの手によって、
2年の使い捨てではなく長い年月もつ復興住宅を建てる、というプロジェクトです。

なお、このお金は「寄付」ではなく「出資」です。
ただし、この出資金は「利息や配当はなく、5年間は引き出すことは出来ず、元本保証されるものではない」というものです。

ここでお約束。

・もし、出資金が戻らない場合。
 → そのお金は寄付したものとして、そのまま震災被災地での復興住宅を建てるために活用されます。

・もし、5年後に出資金が戻った場合。
 → そのお金を経費にして「暮らしの菓音」イベントを行い、戻ったお金と同じ金額をチャリティにし
    その時点で送るべきと判断したところに送金します。
    → 東日本大震災支援の必要が続いていればそちらへ。
    → もし5年以内に東海地震が起きて、この地域が被害を受けていればそのために。
    → 地震の被害が無ければ、地震以外の自然災害で起きた支援のために。

 ・もし、出資金が戻っても、何らかの事情で暮らしの菓音イベントを行うことが出来ない場合。
 → 戻ってきたお金はそのまま上記のいずれかのために使います。


「寄付」ではなく、なぜ「出資」を選択したか?

出資したお金が戻ってきた時の使い道を「暮らしの菓音のために」使うことに意味がある。

「暮らしの菓音」とは、「他の人と喜びを分かち合う」不特定複数のお客様を招く公共なるイベント。

出資したお金が震災復興のために活用されれば、
 1・震災被災地の人が喜ぶ。
 2・暮らしの菓音をやれば、この地域の人が喜ぶ。
 3・暮らしの菓音の売上げの一部をチャリティにすることによって、また別の人が喜ぶ。

つまり、「寄付」して「1」だけで終わるのではなく、返金された場合「2」「3」とつながり
お金が廻ると同時に喜びの輪も廻る。倍どころか三倍に活用される。

まぁ復興住宅プロジェクト最低出資金の5万円だからそんなに大仰なこと言えるわけでもないのだが。
暮らしの菓音イベント一回行うのに5万円の経費じゃ全然足りないし。

ちなみに、最低出資金5万円のところ2500円上乗せしたのは、
復興住宅プロジェクトからの有料ニュースレター郵送を申し込んだためです。
なので、元金が戻ってくるとしたら最高で5万円となり
「元金保証されず、リスク分担」の通り、戻ってくるとしても5万円未満の場合も当然有り得ます。

なお、「暮らしの菓音の売上げの一部をチャリティに」というのは私の気持ちであり、マイルールです。
日ハムの田中賢介選手がアウトを取った数だけピンクリボン活動に支援する、
というのと同じで、アウトの数以上でもなく、それ以下でもない。

前回は、事前告知通りNHKを通じて赤十字に寄付したので、
今回はフライヤーやポップで公言通り、私の信じる震災支援先に送金しました。

そもそも、「赤十字ではなく、自分の信頼するNPO法人とか団体に送った方がいい」
と、私に直接面と向かって提言された方はおひとりではない。
言うまでもないが、最も公平性が高い赤十字の義援金は無くてはならない。
でも、赤十字以外にも公なるものに尽力している団体は無数に存在する。
「自分の信頼する先」を探せば探すほど、支援すべき先は星の数ほどあると知り途方にくれるが、
今回なぜ「復興住宅プロジェクト」を選択したのかには理由がある。

私は5月に気仙沼で田んぼのガレキ撤去ボランティアをしたのだが、その時にたまたま出会い
お世話になった方が、「復興住宅プロジェクト」のことを教えて下さったのだ。
その方=気仙沼市大谷中学校の先生は、一口では語り尽くせないが
「志」のある方であり、信頼に足る方であった。その流れで「復興住宅プロジェクト」を知り、共感し、
と同時に一般的な仮設住宅の様々な問題点も目についてきた。

赤十字の義援金の扱い方をとやかく言う気は全くない。
「公平」を最優先にするのに「スピード」が犠牲になるのもある程度はやむを得ない。
「赤十字に寄付すべきだ」「障害者団体に寄付すべきだ」と思う方は、是非そのお気持ちを
自分の信頼する先に自分の懐から直接寄付してほしいと思います。

そもそも暮らしの菓音とは「お菓子と音楽を楽しむ」というところから漢字をとって「菓音」で「カノン」。
「カノン」という名前のついたお店が世の中にたくさんあるので、ごろのいい「暮らしの」をとってつけた。
「暮らしを彩るお菓子と音楽を楽しむ」当たり前の豊かな暮らしが、
実は当たり前ではないのだと3.11の震災によってあらためて痛感させられた。
決して当たり前ではない日々の平穏な暮らしへの感謝。
とりわけお菓子など生活必需品でないものは暮らしにゆとりがあるからこそ楽しめる。
降ってわいたように何気なく名づけた「暮らしの菓音」だけど、
時が経つほどその名前が大きな意味を持ってくるのかもしれない。
「絶対来る」と長年言われ続けている東海地震が来たら、きっと一層その思いは募るだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 暮らしの菓音v... 暮らしの菓音v... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。