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山ほおずきジャム



見慣れた橙色のほおずきは食用ではないが薬になると言われる。
試しに道端に生えてたほおずきをちょっと味見~と口に入れてみたら
!!!・・・・筆舌しがたいものすごい味。すぐにぺっと吐き出しても舌がジンジンする強烈なえぐみ。
あーやめときゃよかったと激しく後悔するほどまずかった。
食用ほおずきは、橙色の食用ではないほおずきとは全く違って
ミニトマト風味の果物というか、トロピカルフルーツのような香り豊かな果実。

和紙細工のようなかわいい外皮をむいた黄色い果実をゆっくりじっくり煮詰めていく。
白い小さな種が含まれているが、キウイの種みたいに大きくないので食感はさほど気にならない。
問題は種ではなく、ペクチン成分が少ないこと。
私はジャムとマーマレード全種類、市販のペクチンを添加しないで果物と砂糖だけで作っているけど
山ほおずきの場合、さっと煮ただけだと全くとろみがつかずフルーツソース状になるので、
スプーンですくえる程度のとろみがつくまで煮詰めて水分を飛ばしている。

砂糖の量は他のジャムよりも控え目で果実の3割ほど。
それでも200g瓶ひと瓶に300g以上の果実分が含まれる計算になるのだからかな~り煮詰めている。
鬼無里の自生種「山ほおずき」のジャム。
ちょっと割高に感じるかもしれないけれど、「天然はちみつ」だと思ってもらえれば妥当な価格。
食用ほおずきにはビタミン類など栄養素も豊富に含まれていて
薬効成分が高いため、原産地の南米では古くにはペストなどの病気の薬としても用いられていたとのこと。
含まれている成分のひとつであるビタミンB群のイノシトールには、
【コレステロールの流れを良くし動脈硬化を予防したり、肝臓に脂肪がたまるのを防止したり、
 整腸作用、抜け毛防止、ガンの発生を抑制したりするなどの効用がある】と言われているとのこと。
がん発生を抑制って、マーマレードに使う柑橘類の皮も効果あるとか聞くけれど
薬効よりも、まずはおいしいと思って食べて頂ければそれでいい。
薬効効果はひとそれぞれだし摂取量にもよるだろう。
「体にいいから」といって一度にがっぷり食べると、甘いモノは逆に体にとっての毒となりかねない。
毎朝ヨーグルトにスプーン1杯のほおずきジャムをのせて食べるのを毎日続けるとか、
運動もそうだけど少量を毎日欠かさず長く続けるのが身のためになると
毎朝のラジオ体操を習慣にしている私は思う。

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