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栃木県益子にて

陶器の里、益子町へ。湯のみ、急須、飯碗、シチュー鍋、陶板焼き用鍋、コーヒーカップ、一夜漬け用壺、それとはにわを購入。
その後宇都宮ぎょうざを食べ歩き。
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山梨県鰍沢にて

山梨県の産直で珍しい果物発見。
その名は「ケルシー」。とんがりぼうしの形をしたすももの仲間。
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夏休み

本日12日~20日までまた車中泊の旅に出ます。その間メールのお返事等遅れます。ご了承下さいませ。
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伊豆の海へ


気がつけば8月。
時間が経つのが早い早い。
・・・と、一週間前の自分の日記(大学ノートに手書きの)に書いてあった。

伊豆に行ったのは先週か。
有給とって会社を休んだ夫と前日夜発。
西伊豆、松崎近くの道の駅「花の三聖苑」で車中泊。
日帰り温泉やレトロな建物があるこの道の駅。
草花への自動散水システムまで備わっている。
トップの蛙はここで撮った写真。

水着に着替えて雲見海水浴場近くの穴場へ。
無料露天温泉(6月~9月のみ)があるこの海岸はダイビングスポットとして有名。
海に潜ってそのままザバザバと海から上がりザブンと温泉につかることが出来る。
↓写真左のコンクリートの建物が温泉。
脱衣所だけ男女別の混浴温泉。水着必須。海から丸見え。


この日はちょっと波が高く、素潜りしてると波にもまれて酔いそうだ。
それでも毎度のことながら魚影の濃さには感激。

お昼に寄った松崎近くの回転寿司屋。魚屋さんが経営しているというだけあって
ウチワエビ、金目鯛、シマアジなど地魚が充実している。
315円で2カンはオトク。

帰る前に三島で寄り道。
前から気になっていたユーカリカシテンへ。
なんていい感じのたたずまい!
店頭の電灯、木枠のガラス戸、焼き菓子の見た目、紙袋に押されたはんこ。
揃いも揃って私好みで感激。
ブルーベリークラフティ、バニラミルクシフォン、クッキー5種セットを買ってホクホク顔で帰路についた。

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GW旅日記~5/7・奈良飛鳥、そして帰宅

5月6日に目当ての山越うどんを食べた後は奈良の夫の実家へ直帰。
途中神戸手前で携帯から義母宛てに「今からそちらに寄ります。多分9時前には着くと思います~。」と連絡を入れると「夕飯はどうする?何もないけど何かあるからうちで食べなさいよ。」と言われ、運転中の夫に「何もないけど何かあるからって言ってたよ。ぷぷ。」と言うと「それはめぼしいご馳走は何もないけど、食べるものは何かあるから、ということだ。」と訳してくれた。

ゴールデンウイーク連休は7日まで。夫は8日から仕事。
7日中に家にたどり着ければいいのだ。
というわけで、7日は奈良の明日香村経由で帰ることにした。

一度行ってみたいと思っていた地、飛鳥。(何故明日香村なのに地名は飛鳥なのだろう?)
車をとめて、雨しとどに降り続ける中傘をさして散策。
ぱっと見はなだらかな山辺の穏やかな山村だ。
しかし。この巨石。石舞台。


↑石舞台の後ろ側から中をのぞき見る私。

いたるところに奇岩、巨石が点在している。
何となく古来の生命力というか、エネルギーを感じるような気がしないでもないような気がする。
願わくば、こういう土地で暮らしたい。

飛鳥はもう一度行きたい。
晴れた日に是非もう一度じっくり巡りたい。



帰宅路は、今まで通ったことのないルートを開拓することにした。
そしてまんまと道に迷う。
あとは帰るだけ~となるとナビにも力が入らない。
しかし気を取り直して三重県津市を迂回するルートを探す。
「そこの広域農道まっすぐ行ってー、高速道路の上を通ってー、線路をくぐって突き当たりを左折。」と言うと
沈黙して運転していた夫が突如「スバラシイ!何て正確なナビだ。」と言う。何で今さら?
「農道が高速の上を通るなんてありえない、と思ったら確かに上だった」
そういわれてみればそうだ。珍しい道だ。

津市近隣のマックスバリューに立ち寄ると、精肉コーナーで半額シールが貼ってある地元産の松坂牛を発見!
小躍りしながら購入。
夢の松坂牛を翌日夕飯に食べた。
とろける口当たりとうまみに舌鼓。

そしてしこたま買い込んできた地酒と焼酎を嗜む日々が続くのであった。
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GW旅日記~5/6・讃岐うどん

今回の旅。
何のために九州から四国へ渡ったかというと、
讃岐うどんを食べるためだ。
そう、目的は香川県の「山越うどん」。
去年のGWに四国で讃岐うどん食べ歩きの旅をし、10軒近く食べ歩いた中でベスト1(私と夫の評価)に輝いた店だ。


↑山越うどん名物「かまたま」。

うどんのおいしさはもちろん、あの、厨房の中心に立ってお客さんの列をテキパキとさばいていたおばさんの姿をもう一度見たかった。

11時過ぎに駐車場着。
いや、正しくは駐車場前の道路に着。
やはり恐るべき混雑ぶりだった。
第一駐車場、第二駐車場とも満車で、仕方なくそのずっと先まで行き、路上駐車している車の列の隙間を見つけて停める。
これは車の整理員さんも大変だ。

てくてく歩いてお店をぐるりと取り巻いている行列の最後尾へ。
一体何時にうどんにありつけることやら。

ととととっと走ってきた一人の男の子が「どのくらい時間かかるの?」
と私に向かって聞くので、
「うーん、どのくらいかなー。2時間くらいかかるかもねー。」
と適当に言ったら、その少年が大声で「おかーさーん、2時間くらいかかるってー!!」
と、後から歩いてきた母親らしき方に向かって叫んでいた。
オイオイオイ、私は店員じゃないから分かんないよー。
そして私の横に並んでいた一人の女性が携帯電話を取り出し、
「もしもしお父さん?2時間くらい待つかもしれないって。」
と話し始めた。
「いやいや分かんないですよ。この店は回転がいいからそんなにかからないかもしれないですよー。」
慌てて私が補足する。
「去年初めて来たんですけどね。厨房の真ん中にいるおばさんがものすごいスピードと正確さでお客さんの注文をさばいているので、けっこう流れていくんですよ。」
と言ったら、富山県から初めて来たというその女性の方から、讃岐うどんランキング?で唯一五つ星を取ったのがこのお店なのだということを教えてもらった。
やはりこの行列が伸びる一方の猛烈なお客さんの数はそのせいか。
この勢いではもしかして、と不安になり、お土産用の持ち帰りうどんを先に買うことにした。
夫に行列を抜けて出て売店に走ってもらう。
お土産用は、この山越うどん製の麺と、同じ粉を使った別のメーカー製の麺と2種類あるので、迷わず山越うどん製の麺を買う。特製麺つゆも一緒に。
(案の定、店内に入った時にはすでに山越うどん製のお土産麺は売り切れていた。)

この富山から来たという女性はとても話がおもしろい方で、結局うどんにありつけるまでの時間、延々と夫と私と3人で立ち話しをしていた。
やっと入り口まで来た。
時計を見ると13時半。
やはり少年に告げた私の最初の読みは正しかったのだ。
ほぼ2時間並んだことになる。

ここは釜揚げうどんにとき卵をからめた「かまたま」発祥の店。
「かまたま」二つと「かまあげのかけ」「つけうどんの冷たいの」を頼む。
あのおばさんは相変わらずだ。
お客さんの注文を聞きながら手を絶えず動かしている。
鮮やかなスピード。手際。正確さ。
すごい。本当にすごい。
しかし去年よりもお客さんの流れのスピードが落ちたような気がする。
・・・と思ったら、麺の製造の方がおっつかない状態であった。
手首をさすりながらつらそうに店外に出て行く製麺担当のおじさんもいた。
腱鞘炎にならない方が不思議だろう。

 

ここのうどんはとりわけ、なめらかな舌触りと固くなく柔らか過ぎずのほどよい噛み応えが特に印象に残っている。
やっぱりおいしかった。
しかし・・・2時間待ちである。
やはりここは、開店前から並んで店員さんが皆元気な開店直後に食べるのがベストだと思う。
ちなみに通常は9時から13時半までの営業だが、GW期間中は8時半開店だそう。
そうだ去年は開店直後に行ったからこんなに混んでなかったのかもしれない。

営業13時半までと言っても13時半に店を閉めるわけではなく、行列を打ち切るということだろう。
店を出てもまだ多くのお客さんが並んでいる。

1年ぶりの念願は果たしたし、お土産用うどんも買えたし、良かった良かった。
と店を出て、駐車場から遠く離れた場所に停めた車を目指して歩いていたら、
車両整理のおじさんが「車どこに停めてあんの?運んでいくからこの後ろに乗って」
と言って傍らの軽トラを指差す。
えっ?運んでくれるの?ラッキー!なんて親切!
荷台にひょいと飛び乗る我ら。
声をかけられたもう一組の若いカップルの女の子は
きょとんとした顔をしている。
軽トラの荷台に乗ったことが無いのだろう。
彼に支えられて乗りこんでいた。
荷台に4人乗せて軽トラ発進。
この素肌で風を切る感触。
実に爽快。
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GW旅日記~5/6・梅錦

5日の夜は愛媛県在住の知人宅で手厚いもてなしを受け(これまた去年の四国旅行の際鹿島で知り合った方)山海の幸をしこたまご馳走になった後、そのまま泊めて頂く。
早朝に県外へ出かけるという知人の都合で、朝4時に起床してお土産に手打ちうどんまで頂戴して別れる。
大変ご馳走になりました。ありがとうございます!
その後、3時間ほど近くの公園駐車場で一眠り。
ぐっすり眠ってすっきり爽やかなお目覚め…
という訳にはいかず、寝不足と二日酔いで頭がぐらぐらする。

「これで利き酒なんかしたらもう倒れるかも~」
と、言いながらも今さら後には引けない。
いざ!
愛媛県の誇る銘酒蔵「梅錦酒造」へ。

 

風格の漂う家屋の隣にある大きな本社ビル。
制服を着た社員さんに挨拶しながらエレベーターで上がる。
「梅錦で梅錦のお酒を買いたい」と言ったら昨日の知人が試飲の手はずを整えてくれていたのだ。



ずらり並べられたお酒の瓶。
試飲するのはもちろん私。(夫は運転手。)
一番最初に飲んだお酒。
「…うわぁーこれはお・い・し・いー!」
ふわりと広がる典雅な香り。上品なのにお米のうまみがきちんと感じられる。
「これは素晴らしくおいしいですねぇー!ちなみにおいくらなんですか?」
・・・なんと750mlで1万円!ひえー
価格もさることながら、精米歩合25%という数字にも驚いた。
25%というと、75%は削って落とすということである。
ビーズのような小ささまで磨かれたお米で醸されたお酒。
それでもあれだけのうまみがあるというのがすごい。
その名は「媛の愛 幻味」(冬季限定品)

飲めば飲むほど「これもおいしい。あれも欲しい。」とキリが無い。
本醸造から大吟醸まで各種類のワンカップがあるというので、純米酒「杜氏の酒」を一升、「ずーっと好きでいて下さい純米」を一升、あとは数種類ワンカップで買っていくことにした。
もちろん自宅で飲み比べをするつもりである。
「申し訳ありませんが、純米大吟醸のワンカップは品切れ中で・・・」
じゃあ四号瓶で買っていく?それでもいいか。
夫と目配せして値段を聞くと「四号瓶は4000円です。」

・・・ワンカップ130mlで495円。
四号瓶720mlで4000円。
少々解せない思いはあるが、それが商売というものだろう。
さすがに1本4000円は手が出せない。

赤ら顔して梅錦本社を後にする。
気分は上々。
(お酒を飲んだら元気になった。)
梅錦を出てすぐのところにある酒屋に立ち寄り、ここで懲りずに
「梅錦の梅酒」と「純米吟醸 封印酒」を一升ずつ購入。

お腹が空いたので、途中のスーパーで買った鯖寿司を車中でぱくぱく食べる。
白ごまとわかめのみじん切り?のようなのを混ぜた寿司飯の間に青紫蘇がはさんであり、その上に青光している身のぶ厚いしめ鯖が乗っていて、とてもおいしい。

小腹を満たしてさぬきうどんを食べに香川県へ。

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GW旅日記~5/5・愛媛内海

おニューのテントに泊まって翌日も海へ。
今回はデジカメの防水ケースを持ってきたので、海中写真撮影に初挑戦!


↑海草片手に泳ぐ私。(夫撮影)

しかしこれが難しい~!
デジカメの浮力が意外にあり、潜ろうとしてもぷかっと浮かんできてしまう。
それでも少しずつ潜れるようになってきたが、しかし今度は水中でカメラを保持することが出来ない。
波にゆられてゆ~らゆら…。
思うままにシャッターを切ってみた。
珊瑚はまだいいが魚がほとんど撮れていなかった。
いや~難しい難しい~。
↓撮影した写真は夫が撮ったものか私が撮ったものかは判別不明。多分ほとんど夫だろう。





「キャンプもしたし、海にも潜ったし、珊瑚も見れたしこれでもう思い残すことは何もない!」
いや、ひとつあった。

それは昨日ここに来た時に気づいたこと。
見覚えのある方がキャンプ場にいた。
見覚えのあるテント。見覚えのある奥さん。
あれ~?去年鹿島で会ったキャンパーさんに似ている…。
そう、去年のちょうど今頃5月。
四国に車旅した際、ここよりもう少し南に位置する無人島「鹿島」に遊びに行った時に出会ったキャンパーさん。
その時のことについては去年ブログに記している。
詳しくは → コチラ。
「似てるよね…?」
「いや、多分絶対そうだ!」
「話しかけてみる?」
「う~ん、でも別人だったら恥ずかしいし…」

そんな問答を夫と繰り返しながら、結局昨日は話しかけず終いだった。
でもやっぱり今日この場を去る前にちょこっと聞いてみようかなと思った。

ひょんなところで、向こうの奥さんが話しかけて下さった!
思い切って聞いてみるとやっぱりそう!
それにしても1年後にまた別の場所で出会うなんて、なんて奇遇なのだ。

連絡先もお名前すらもうかがっていなかった。
また来年いつかどこかで出会えたら、と思うとおもしろい。

くじらのコロ、鰹のちちこ、珍しいものをご馳走様でした!

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GW旅日記~5/4・愛媛須の川公園

旅に出て、これだけ何もしない日というのも珍しい。
↓地元産の緋扇貝。こんなに色様々あるのが不思議。

前日午前0時過ぎに大分から愛媛県三崎にフェリーで渡ってその近くの道の駅に泊まり、朝愛媛県湾岸沿いを南下。
宇和島市を通ってさらに南、目指すは愛南町須の川公園。


ここはサンゴが見えるという噂の海だ。
とりあえず買ったばかりのシーガル(半袖長ズボン)のウエットを着て海に潜ってみた。

確かにきれい。
海岸から5mも進まないところにテーブルサンゴの群生が。
気温は高いが水温はまだ冷たいので、出たり入ったりしながら
午前中ゆるりと海に潜る。
泳いでいる人は我々以外には見かけない。
お遍路さんの団体が、海を見ながらお弁当を食べている。

旅に出る直前にヤフオクでツーリング用小型テントを買ったので、海のすぐ横のキャンプ場でキャンプすることにした。
キャンプ料金は一人300円。
4種類のゴミ袋とゴミの分別表をくれた。
海も近いし駐車場も近いし売店もあるし道向かいには入浴施設もあるし、係りの方も非常に親切で、快適なキャンプ場だ。
→ この町のゴミ袋。全国の道の駅などで「道の駅共通ゴミ袋」を有料市販化してどこの道の駅でも捨てられるようにしてくれれば長期旅行者にとってはありがたいのになー。提案してみるか!?

とりあえず食料調達。

売店で「緋扇貝(ひおうぎがい)」(トップ写真)という見たことも食べたことも無い色鮮やかな貝が一枚80円で売っていたので10枚購入。
車で御荘の町へ行き、地元産の鯵とじゃこ天と巨大な生しいたけを購入。
刺身用のアジはこれだけ入って154円。安いっ。


そんなこんなで泳いだり買い物したり散歩をしたりしている間に夕暮れ時に。

持参の七輪に炭火をおこす。
まだ空は明るく、子供たちが遊びまわっているキャンプ場に、あちこちから煙が漂い始める。

プシュッ。
缶ビールを開ける。

緋扇貝は焼かれながらもまだまだ動いている。ぎょえ~

旅の行きがけに広島で買った地酒「酔心」をちびちびと飲みながら、網の上の緋扇貝に手を伸ばし、味噌とマヨネーズをつけて食べる。
見た目はグロテスクだけどホタテに似た味でなかなかいける。


地元産のこのアジは、有名な関サバ関アジと広い範囲で見れば同じ海域のものだと思う。
見とれてしまうほどの青光りぶりだ。

↓緋扇貝を枕に。


日が沈み、少しずつ辺りが暗くなってくる。
周りから聞こえる子供たちの歓声、大人たちのざわめき。
思えば、こうして露天でごはんを食べながら暮れゆく空の色を眺めるのは久しぶりだ。

「そろそろヘッドライト付けようか。」
今回はランタンを持ってくるのを忘れた。
真っ暗闇の中、ヘッドライトでお互いの顔を照らしながら、食べて飲む。

巨大しいたけはしょうゆで漬け焼きに。
香ばしいかおりに酒も進む。
余った緋扇貝は煮て味噌をといて貝汁に。
道中晩酌用に九州で買った白霧島はお湯割りで。

あぁ幸せ。
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GW旅日記~5/3・美々津

「九州でおいしい焼酎を買う」という目的も果たし、ほくほく顔の夫。
それにしてもあのようなしっかりした考えを持っている酒屋さんがこういう地方で息づいていると思うと元気づけられる。
行けて本当に良かった。

更に海沿いを南下して日向市美々津へ。
「重要伝統的建造物郡」に認可されている古きよき町並み、美々津の歴史は古い。
なんて、「美々津」の名前すら知らなかったが、車をとめて町を歩いていたら地元のおじさんに「どこから来たの?」呼び止められ、懇切丁寧に美々津のことを教えて下さった。
それにしても建物修理や保存費用のうち4割は国、2割は県、2割は町、合計8割は行政が負担してくれるというのがすごい。
ただの伝統的建造物郡ではなく、「重要」が付くのがポイントだという。

かわいいなと目についたのはポスト。
この町の家ほとんどに木工で船のレリーフが施してある凝ったデザインのポストが付いている。
これも町並みの外観に統一感を出すための工夫の一つなのかな、と思ったら、ある人が手作りしたポストが評判になり、うちも欲しいうちのも作ってー、と町の人たちがこぞって欲しがるようになり、結果この町全体に広まったのだという。
一個3500円だそう。私も欲しい。町民でないと買えないのかな?



これは何だろう?と思ったのは、道路に面した外壁についている折り畳み式のベンチのようなもの。
バタンと倒すと縁台になる。これはいい!即席縁側だ。
昔はよく近所の人がこの縁台に座っておしゃべりをしていた。それは防犯の用もなしていたという。
ちょっと話たりお茶を飲んだりの小さなコミュニティーの場。これも欲しいなぁ。

私は生まれ育った町が区画整理で破壊される様を目の当たりにしているので、こういう昔ながらの日本の町並みに対する憧れが強く、旅に出ると散策する。愛媛県の内子や岐阜県の高山など。それでも、この折り畳み縁台がついている建物は美々津以外で見たことが無い。

夕飯にはちょっと早い6時前にチキン南蛮の「おぐら」へ。
かなりご年配の女性がホール係りやウエイトレスをしている。
普通のファミレスだとホールは若い人が多いが、お客さんへのお辞儀の仕方はさすがに優美で美しく、年季のなせる業だ。

私達が入って間もなく広い座席は満席になり、行列になるほどの人気ぶりだ。
GWのせいもあるだろうが、この親しみやすい雰囲気と値段と飽きのこなそうな味が家族連れのお客さんを引き寄せるのだろう。チキン南蛮のタルタルソースも、サラダのドレッシングもおいしかった。

再び北上し、四国行きのフェリーの出る大分の佐賀関半島を目指す。
途中、海沿いの町(佐伯~臼杵あたりかな)のスーパーに入ったら、地元産の魚が冗談みたいに安くて新鮮だ。山と買い込みたい気持ちをぐっとこらえるのに一苦労。

佐賀関から愛媛に渡るフェリーは早朝から一時間おきに夜11時まで運行している。
どうせだから朝イチのフェリーに乗って海上で朝日を見よう、と手前の道の駅で夜を明かそうかと思ったが、念のため予約をしておくかとフェリー乗り場に立ち寄ると、なんと翌日発の便は全て予約で一杯!
「今から出る22時発と23時発のは空いてますよ。」
「それじゃもう乗っちゃおう!」
時すでに22時ちょっと前。22時発は無理か!?
…あきらめて23時発のにしようと乗り場まで車を移動させたら「乗っていきますか?」と乗務員さんが無理やり出航間際の22時発のフェリーに乗せてくれた。
このフェリーが10分遅れになったのはうちのせいです~

夜の船旅もなかなかいい。
漆黒の海面に月明かりが細長く写っていた。

佐多岬の横を通り、1時間ほどで愛媛県三崎町に到着。
道の駅「伊方きらら館」で満天の星空の下、車中泊。

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