日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
民主党のメルトダウンは地方にも
民主党のメルトダウンは地方にも
民主党のメルトダウンは国政に限らず、地方にも及んでいるようだ。たとえば東京。「離党した4人は序の口、これから来年にかけて20~30人規模になりますよ」民主党都連の関係者はそう明かす。
都議会民主党は2009年の都議選で54人が当選し、第1党となった。ところがその牙城は崩壊寸前。8月以降民主党議員4人が離党した。
今後、離反者が増える理由について、「消費増税や、原発事故の対応などを理由に離党していますが、本音は菅首相に対しての不満です」と前出の関係者は語る。
都議の一人はこう言う「凋落の原因は菅氏にある。参議院選を前に急に消費増税を口にし、大敗北を喫した。
その責任を取ることもなく首相の座に居続け、
3・11以降の対応のまずさは“決定的”。
首相辞任以降、菅氏は暇を持て余してか、都議を捕まえては政治家の心得などをまくしたてる。言い返そうとするとすぐキレる。もうウンザリだ。
あの人(菅 直人)とは違う旗の下でやりたい、というのが本音です」
地方議会もガタガタの“展望なき名ばかりの与党”民主党。 もはや限界に来ている。
入国できない筈の米国で移植できた理由②
入国できない筈の米国で移植できた理由②
98回
もしもこれから先、もう助かりません、治療法もありませんという状況になって、その時に「あなたはあと半年ですよ」と言われたとして、どういう心境でその事実を迎えれるか。死生観と言うかな、それについては肝臓癌をやって以降、常に考えるようになったんだ。
完全に橋が落ちて、三途の川が見えてきた時、残りわずかな人生をどう生きるか、そして、今際(いまわ)の時をどう迎えるか・・・そういう状況の中、東大の先生と話をしている時に、アメリカで移植したらどうかって進めてくれたんだ。
UCLA(カリフオルニア大学ロサンゼルス校)の病院であるメデカルセンターに肝臓移植の世界的権威がいて、よく知っているから紹介してくれる、ということで。
その偉い先生は、学会とかで2~3年に1回ぐらい日本に来ているらしく、ちょうどその年の3月にも来るからと。
で新宿のホテルで初めて会って、タッタッタッと検査をしたら「ああ、これはもう本当に移植しなきゃ駄目だね」と、向こうがすぐ決めてくれた。
「アメリカへ来なさい。来たら私が見てあげますよ」ってな。
UCLAの先生は、俺が現役のヤクザだって知らなかったんじゃないか。普通の経営者か何かだと思ってたんじゃないかな。実際そういう風に紹介されたし、俺だって別に、名刺持って「ヤクザです」って頼むわけじゃないもんでな。
東大の先生は俺がヤクザだってことは薄々承知だったろうけど、素知らぬふりして接してくれた。あの人達にもあの人たちの“ルール”ってのがあるからな。
“ヤクザだろうが何だろうが患者は患者”っていう職業意識が。UCLAの先生を紹介してもらったのは、渡米の1か月半前のことだった。
だから本当にもうギリギリだっていう時に、トントンと話が進んでいったんだ。
当時は現役のヤクザの親分、しかも山口組の中でも特に、警察から目の敵にされてた俺が、なぜ「組織犯罪」に最も厳しいと言われているアメリカに入国できたか。
これについちゃあ、悪いが今は「日米両国でたくさんの人が汗をかいてくれたおかげだ」としか言えないな。
その人たちに迷惑がかかっちゃうから。
だからと言って不法に入国したわけじゃないよ。正規に病気治療目的での入国ビザをもらって、正当な手続きを経て入国しただけだ。
だからこそ
向こうも俺を日本から来た、ただの一患者として受け入れてくれたんだよ。続く