名古屋から乗り継いだ特急「ワイドビューひだ」では、10時過ぎなのに、お弁当とお茶が配られました。お弁当の中身に興味津々、今朝から座っているだけなのに、なぜか腹時計はお昼にセットされて、ついつい食べてしまいました。
12時過ぎに、高山駅で地元の観光バスに乗り、丁寧なバスガイドさんの説明を聞きながら、バスの中の暖かさといっぱいなお腹に、まるでその声は子守唄のよう。一時間ほどで白川郷につきました。
すっかりまわりは雪景色、雪も降っています。
添乗員から、雪に不慣れな我々にくれぐれも雪道で滑って転ばないように注意を受け、ここで1時間ほどの自由時間となりました。バスの中で合掌造りの集落地図が配られ、いくつかのポイントがマーカーで印されています。まず公開されている代表的な合掌造りの家屋を2軒見学しました。
集落のほとんどが切妻合掌造りで、重く多い積雪を滑らす工夫が、合掌造りの急勾配な屋根から伺えます。
見学した家屋は5階建て合掌造りで、11メートルの一本柱が屋根の上から下まで貫いています。また、建物との接合には金属の釘やかすがいが一切使われておらず、木製のくさびやまんさくなどの枝が使われていて、年月とともに強度を増すというのですから驚きです。
思ったより、2軒の家屋を見学しても時間に余裕がありました。ぶらぶらと雪の集落の中を歩きながら、この風土に生きた先人の知恵によって、今もなお人々の生活が息づいていることを感じることができました。
バスに戻ったらガイドさんから、こんな静かな白川郷は珍しく、シーズンには、この地区に入るのにも車が渋滞し、さらに夏の暑さもたいへんなものであることを聞き、この偉大な文化遺産を守っていく地元の人たちのご苦労を思いました。
バスはこの日の宿泊場所である奥飛騨温泉郷に向かって走り出しました。車窓はすっかり雪の中、だいぶ激しく降りだしていました。
出発する前、旅行会社から「雪道を歩くので、溝の深い靴をはいてくるように」と言われました。
雪道はほとんど歩いたことはなかったので、いつも履いているブーツに防水をしていきました。慎重に歩いたので転ばなかったのですが、やはりちょっとこわかったです。
雪国の景色は 昔の白黒テレビのようで、世の中に2色しか色がないのかとさえ思われます。 それはまた神秘的で趣きがありますね。 合掌造りの風景には雪が似合います。 額縁に入れて飾って置きたいようです。暮らしている人は大変でしょうが・・・
履物はブーツで行かれましたか。
お久しぶりです!
きっとますます写真の腕を上げられたことでしょうね。
五箇山は白川郷よりも規模も小さく、それだけに観光化されていないのでしょうね。
ほんとに日本が誇れる財産だと思います。
>あやさん
お弁当は押しずしではなく、赤かぶやダイコンが刻んだもの、牛のそぼろなどの郷土料理が入ったおむすびでした。とってもおいしかったですよ!
>kurakさん
近年までは陸の孤島とも言われていたそうです。それだけに村の人たちの助け合いが必要だったのでしょう。合掌造りの屋根のふき替えも村の人全員でやっていたということですから。
>はなこさん
写真は民家園ではなくて、今も住居として住んでいる町並みです。建物の上は養蚕部屋として使われていたようです。上に行くほど階段も急で作業するのも大変だったでしょうね。
白川郷は今もこの建物で生活されているんですよね。
もしかしたら写真は民家園の中のものかしら?
建物の3階部分まで上がったのですが(そこは養蚕部屋でしたが)足がすくみました。
豪雪豪雪…ですね。
こういう所の生活というのは、想像以上のものでしょうね。
夜の風景がよくパンフの写真になっていますね。
寒そー。
寒いときは、もっぱらこもりっきりです。
でも、雪の白さで隠されると、一層神秘的な
白川郷になりますね。
去年、白川郷から近い五箇山に行ってみたいと
家族と話していました。