小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

オーストリア・ミュンヘン・パリ鉄道旅行記 Vol.1

2014-07-12 | 旅行

大雨と台風の爪痕を残した今年の梅雨、今朝は梅雨明けを思わせる強い陽射しに
ムクゲの白さが目に沁みます。

やはり、年齢のせいでしょうか。時差ボケがなかなか取れずにこの1週間、3時間ぐらいの睡眠ですぐ目が
覚めてしまいます。

それにしてもいろいろあった旅行でした。
ていのいい添乗員と思っていた夫に頼り過ぎたことに、今回は大いに反省させられました。
(旅行中に古希を迎えた夫に、添乗員の役割に少し陰りが・・・)
少し長くなりますが「ヨーロッパ珍道中!」、よかったらお付き合いください。

あわただしい出発
ヨーロッパ旅行の場合、我家から成田空港へのアクセスは遠く、羽田国際空港からフランクフルト経由で
ヨーロッパ各地に入るのが便利になったことで、今回の出発は羽田国際空港を利用することにしました。

日付が変わった0時55分発という時間帯に、すっかり日にちを勘違いしてしまい、出発日が1日早いことに
気が付いたのが当日の3日前、なんともあわただしく6月24日夜半、自宅出発となりました。
確かに、1時間以内で空港まで行けるのはとても楽で、空港についてからは随分時間にも余裕が
ありましたが。
深夜の羽田国際空港

                              掲示物もない、フランクフルト空港内

12時間のフライトの後、フランクフルトに到着、1時間半のトランジットの後オーストリア航空でウィーンに向かいました。
所要時間は1時間半。

ウィーン到着は午前8時半、3度目のウィーンは懐かしく、風景が少し変わって見えたのは前回が寒い2月で、
今回は夏、気候は爽やかな日本の5月のような陽気でした。


日本と8時間(サマータイム7時間)の時差、時間は逆戻り、少し辛かったのですが、ホテルに荷物だけ置いて、
そのまま街にでました。
前回あまりトラム(路面電車)、地下鉄、電車に乗らなかったので、今回はなるべくこれらの交通機関を利用してみようと
いうことが目的のひとつ。
まずインフォメーションで「ウィーン48時間フリーパス」を購入、このカードは市内の交通機関が48時間乗り放題というもの、
言葉が分からないうえに、乗車券の購入方法も不慣れなので、このフリーパスはとても便利でした。
はじめに乗車するときに、入口の機械で日時の刻印をつければ、あとは特にカードの提示もなく、まったく乗り降り自由。


ウィーンの森
この日は、夫が交通路線図と首っ引きで、トラム→バス→トラムと乗り換えて、ウィーンの北外れハイリゲンシュタット
(ウィーンの森)に行ってきました。
ここはベートーベンゆかりの地で、聴覚が戻らなくなってしまったことに絶望して遺書を書いた家、散歩道、
「田園」の構想を練った家などが点在しています。

現在は閑静な高級住宅街、そしてホイリゲ(今年できたての新しいワイン)酒場の中心地ともなっています。
ウィーンの森は東京23区の倍ぐらいの広さを持ち、ウィーンを3方向から囲み、ヨーロッパアルプスの一番東に
位置しています。
展望台からはウィーンの市街を眺めることができます。

空模様があやしくなってきたので、帰り道を急ぎます。ところが、あわてて飛び乗ったSバーン(市街電車)、
実は帰る旧市街と反対方向に進み、30分も経過した頃に気がつき、結局終点まで行って折り返したという
初日、早々の失敗となりました。

コメント (2)
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