小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

多摩川河口ゼロポイントを探して

2013-06-04 | 小さな旅

梅雨の中休みか、長期休暇か?爽やかなお天気が続いています。おかげで庭の水遣りを油断して、植木鉢の植物が
水切れでぐったり・・・雨が降らなければ、もう夏の陽射しなんですね。

昨年、多摩川は河口から奥多摩湖までを歩いて踏破していたのですが、笠取山(山梨県塩山市)山頂近くの最初の一滴と、
海と川の境を表すゼロポイント(東京都羽田沖)はまだ未到達でした。
この0ポイントの場所を特定するのは難しいと聞いていたのですが、一昨日の梅雨の晴れ間、このゼロポイントを探して
歩いてきました。

スタートは、京急線六郷土手から下流を目指します。
この辺りはすでに川幅も広く、川岸には広々としたスポーツ広場があり、ゴルフの練習場にもなっているようでした。

河口近くの多摩川には、六郷橋や大師橋が架かり、京浜地区の大動脈的幹線道路が行き交っています。

橋の近くには今もお醤油の香ばしい香りが漂う佃煮屋さんがあり、かっては東京湾でとれたあさりを炊く佃煮屋さんが
ここ羽田にたくさんあったのでしょう。一人二人と橋下で今も貝を採っている姿がみられました。


やがて潮の香りもしてきました。弁天橋を渡り赤い大鳥居の脇から、大型車がビュンビュン奔る環8の道路沿いに進みます。
いよいよ空港のエリア内に入ってきました。前方には飛行機の姿も見えてきました。左手はすでに羽田空港国際ターミナル、
空港を繋ぐモノレールの姿も見えます。


ところが、この0ポイントの位置は地図上には表記されておらず、まるで宝物探しのようです。目安は弁天橋脇の大鳥居から
1.5キロ先。
ありました!「建設省 多摩川 0.0K」の表記が赤く塗られていました。
昨年多摩川を歩いた仲間と、バンザイ!!し、この0ポイントをみんなで指さしながら記念撮影となりました。




長い多摩川の流れの旅の終わりと、太平洋に流れいく途方もない旅のはじまりです。
さぁ、残るは、最初の1滴。

コメント (8)
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