ロシア内戦勃発で先行き不透明である。ワグネル部隊はすでにモスクワから400キロ(大阪くらい)のリペツクまで到達しているという報道もあり、明日日曜日中にはモスクワ周辺での戦闘が始まる可能性が高い。ただ、すでにプーチンはモスクワを脱出した模様であり、クレムリンやロシア正規軍がきちんとした対応ができるかもわからない。まあ、この先のロシア情勢の予測は世界中の誰でもできるものではないので、あまり考えるのも無駄だが、現状では、ワグネル側が優勢にことが進んでいるように見える。
さて、為替相場だが、月曜も戦闘が続くようなら、まずリスクオフになるだろう。ドル高、そして円高の可能性が高く、月曜からはドル円は一旦下落するだろう。その後は、モスクワが陥落するかどうかで大きく変わるだろう。早期の陥落となれば再度のリスクオンでのドル円上昇、情勢が混沌とすれば、円高継続となるのではないか。株価も下落となると思うが、工業製品を中心に上昇するものもあるので、全面安ではないだろう。ビットコインはやや上昇、ゴールドは変わらず(上下どちらの方向性もある)。まずはこんな見通しのもと、次の手を考えて見たい。いずれにせよ、素早い情報収集が重要だ。ロシア情勢の信頼できそうな海外英語Twitterアカウントなどに、注意しておきたい。