(mixiよりの転載です)
このチャートは、円インデクス(円の主要通貨での貿易加重での強さを計る)の週足ですが、ごらんのように、この1年で3回のトップがあります。2008年の3月、10月、そしてこの年末年始です。いずれもRSIが70を超えたところで下降に向かうという教科書的動きを示しています。
3月の時はご記憶のように、ベアスターンズの破綻の後、どうしたことか円高から円安に進み、夏まで円安で110円近くになりました。10月は、ドル高に伴う大幅なクロス円の乱高下で大きな円安にはなりませんでした。
で、今回の円の下降(円安)は、3月タイプか、10月タイプかが問題です。
10月タイプなら一時の円安ですぐに円高基調に戻ります。しかし、万一3月タイプだと、半年くらい、じわじわと円安になって6月頃までに100円越えもありうる計算です。
今回はチャートの形状がダブルトップになっていてより頂点感が強いこともあるので、もしかすると数ヶ月の円安もあるかもと思います。あえて、ファンダメンタルの理由をつければ、ドル安によるユーロ高、オセアニア高で、クロスでの円安が進むことなどが考えられるかもしれません。あるいは、オバマ政策への期待感から、NY株が反騰し、それでリスク回避が一時的に後退することもあり得ます。
以上、来週になれば、すぐに杞憂で終わるかもしれませんが、一応現時点での考えとして書いておきます。
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来週はEUとアメリカでほぼ毎日連銀総裁の講演があります。週末のG7までそれらに振り回されると思いますが基本的には期待上げ結果下げでしょうか。G7明けの月曜がNY休場という点がやりにくいですが円買いで細かく利食いしていくか積み増していくかというところです。テクニカル的にはドルストレートは上昇ですね。
まあ、だいたいが後付の説明なので、どうなりますか。来週からの動きが興味深いです。