ドルインデクスはさらに上昇して101をキープするようになってきた。このドル高で、豪ドルやポンドが下がり、クロス円から円高になってきた。ずっと続いていた円売りの勢いがやや衰えているためだが、現状では一時的なものと判断している。中国のコロナでの元安なども影響しているのではないか。また、ここしばらく、円キャリートレード的な形でリスク資産が円売りに投じられてきたので、その調整になっていることもあるだろう。130円を超えるための準備期間であると考えたい。
2012年あたりからの長期チャートを見ると、ドルインデクスと、ドル円は、動きがほぼ同期している。急上昇してから、2015年16年あたりを頂点として、なだらかに下がりながらレンジ相場となり、2021年になってから急上昇を開始している。この傾向が消え去ったという判断もしにくいので、ドルインデクス、ドル円ともさらに上昇していくものと考えている。ドルインデクスは103あたりにレジスタンスがあるので、そこは注意したい。