FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ロンドン時間に入ってさらにドル高が進行してきた。ドルストレートペアでのドル高に合わせてドル円も上昇中。米長期国債利回りも上昇。おもしろいのは、金・銀・プラチナも同時上昇というところである。ドル高は、ゴールド安が普通。今回のドル高がひと味違うところで、やはり、コモディティの上昇=インフレ=(利下げどころか)米国利上げ=ドル高という連想ゲームになっているような気がする。
 
先日も書いたように、ゴールドCRBレシオはもう1年くらいレンジであって、決してゴールド単独の上昇とは言えない。今の相場の一番基本にあるのは、「コモディティの上昇」と考えるのが一番シンプルだ。その原因は、やはり通貨全般の弱化だろう。ドル高のために幻惑されるが、しょせん「ドル高」というのは、ドングリ(フィアット通貨=不換紙幣)の背比べの結果に過ぎない。リーマンショックからの回復・コロナ対策と通貨を大増発した先進世界だが、それがフィアットの減価としてついに現れてきたと考えると納得がいく。ビットコインの上昇もその中に位置づけて考えるのがよいと思う。
 
世界中の通貨がジンバブエドルになりつつある、としたら、できる行動は何か考えて見ると今の状況が明確になるのではないだろうか?ジンバブエでは、米ドルが買われた。しかし、それも手段にはならないとしたら?打つ手は、ゴールドかデジタルゴールドを買うことだと思う。次善が、不動産や株式ということになるのだろう。
(なんと、折りも折り、ジンバブエでは、金兌換の通貨を発行しはじめたらしい。歴史の皮肉だ。)





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